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傘、牧場、神様
ここは神様牧場、様々な神様を育てている。
今日は雨の神様の出荷試験だ。
「おはよう、調子はどうだい?」
「ばっちりです」
この神様とは仲良しだった。 傘が必要かな?
試験は雨をコントロールすることだ。
まぁ、彼は申し分なく合格だった。
「合格だ」
「やった!」
突然、大雨が降りかかった。 が、僕は傘をさしていた。
「悪戯はいけないな」
「えへへ」
やんちゃな神様を小突いた。
こいつともお別れか…。
そう考えると、少し寂しかった。
神様牧場って一体…。それは神様を育てて、必要とする各地に送り出すんです! 毛を刈ったり、乳絞りをする訳ではありません!(きっとね…) 牧場で育った神様は、一定の年齢を超えると、テストをして、合格したら各地に旅立ちます。合格の時がお別れのときです。 ちょっとやんちゃで、元気な雨の神様の誕生を喜びながらも、ちょっと寂しさを覚える彼でした。
なんちゃって、これは設定がソートーふっとんでますね。