戦争、スキンヘッド、あかおに
「戦争は起こしちゃいけない」
あかおにがそう言います。
「軍備が弱いと自分を守れないぞ?」
スキンヘッドはそう訊きます。
「話しあえば良いのです」
「話しても判らないときは?」
「それでも話すんです」
「話が通じなくても?」
「誠意を持って話せば、必ず通じます」
ぬらりひょんは、訳が判らないので訊いてみました。
「戦争は起きますか?」
「戦争は絶対に起こしちゃいけない」
あかおにもスキンヘッドも、声をそろえて叫びました。
結局、みんな戦争なんてしたいとは思って無いけれど、でも、それをどうやって実現するのか、になると意見が食い違うのかな? 理想は大事、でも理想だけを見てると、現実を乗り切れないかな、だからって、現実への対処ばかりを優先すると泥沼に…。 理想をしっかりと見つめて現実への対処をしっかりと考えるってことでしょうか? まぁ、言うは易し、ですけどね。
その昔(どのくらい昔かは忘れました)何かのテレビで、アメリカ軍の人がインタビューに答えて言った言葉で「戦争は起こしちゃいけない。 だが、もし起きたら負けてはいけない」って言うのがありました。この言葉の前半と後半のバランスが重要なのかな、なんて思いました。