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城、音、語る
聞きなれない音に振り返った瞬間、信じられないものを見た。
音の正体は、城が歩く音だった。
城が歩いていた。
そして、どうやら僕を追いかけてくる。
僕は一目散に逃げ始めた。
走りながら必死に考えた。 僕は何かしただろうか?
自分で語るのも何だが、そんな覚えはなかった。
けど、みんなが指差していた。
追いかけてくる城と、僕も。
歩く城だけじゃなく、僕もそんなに珍しいのか?
え? 僕が誰かって?
僕は金の鯱だけど、何か問題でも?
えー、歩く城、イメージとしてはハウルですね。少なくとも最初は…。『語る』が弱いかなぁ、とは思いましたが、他も思いつかず、仕方が無いって感じです。あと、追いかけられる僕、どうして追いかけられるんだろう?それは、最初は考えてませんでした。そして、結局、僕は金の鯱、って事に。だから、お城は名古屋城! ひゃー大変。