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白馬の王子様、紹介、ホームレス
「誰かいいオトコ紹介してよ」
思わず愚痴がこぼれた。
別に高望みをするつもりはないけど。
一緒に居て楽しい、そして私をこの現状から救い出してくれる。
そんな彼氏が欲しかった。
「何言ってるのよ、あんたそんな暇ないでしょ?」
となりの子がさもつまらなそうに言い返した。
「別に白馬の王子様を期待してる訳じゃないけどねぇ」
「はいはい。 いいから手を止めない」
私たちはホームレスで、今はダンボールの家を作ってる最中だった。
ホームレスの女の子たちでした。そろそろ寒いですよねえ。昔は新宿駅の地下道なんかにけっこうたくさんダンボールのおうちが並んでましたけど…。ダンボールの継ぎ目にはちゃんとダンボールの切れ端は新聞紙をつめておかないと、風が通って寒いんですよ!