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石けん、援助交際、羊
「僕と援助交際して下さい!」
頭を抱えながら、とりあえず確認する。
「え…と、援助するのは私? それとも君?」
そもそも、今、デートのつもりだったけど、違うのだろうか?
「あ! 両方です!」
「僕の牧場の羊を売るために、あなたの会社の石けんを使って洗うんです。 そして、きれいな羊を売ったお金を山分けするんです!」
彼の頭の中は未だに理解しきれないけど、でも、好きなんだから仕方ない。
「じゃ、その後は政略結婚かしら?」
これは、援助交際をどうしようかなぁ、でプロットは特に思いつかなかったので、とりあえず、真っ直ぐに援助交際を申し込むとぼけた彼を設定して、もう後は好き放題にキャラに走ってもらいました。まぁ、私の中のキャラは基本的にのんびりさんで、ほのぼのキャラなんで、こんな感じのお話になりました。