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~ラストスカイ~  作者: たっくん
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第六話「エターナルランド」

僕らはエターナルランドの入場券と乗り物無料パスを買い、中へと入った。

「あー!キター!エターナルランド!」

「ね、ね、写真撮ろ!写真!」

ゆかが皆を引き寄せて内カメにする。

「ほら、笑って~!」

カシャッとシャッター音がし見てみると僕と雪娘だけなぜか苦笑いになってた。

「おいおいー、写真苦手か~?」

正憲が腕を肩に回してアタックしてくる。

「いや、別に写真苦手でないけど…」

記憶が無いとそれどころじゃないんだわって心の中で思った。

「お、よし、じゃー、まずはアレから乗ろうぜ!!」

正憲が指を差したのは探検推理アドベンチャーゲームというなんともごちゃまぜ感が満載な名前をしていた。受付のお姉さんがニコッと微笑んでこう言った。

「何人ですか?」

「6人です。」

美奈がすぐさま答えるとお姉さんが

「では三組に分かれてください。ペアで行動して貰うゲームですので。」

と言った。ということで6人はジャンケンで分かれることにして…。

1チーム目、正憲&美奈

2チーム目、龍哉&ゆか

3チーム目、雄翔&雪娘

なんとも好都合なジャンケンだろうか。ボディガードとしては最高の働きだと思う。

そして、それぞれ分かれて探索することになった。その地下は割と広く3チームが会うことがほぼないんじゃないかくらいだった。

そしてお姉さんから貰った紙を見る。

「えーっと、この地下にお宝が眠っている。その場所を探し当てよう。か。」

これだけ見ると推理というよりはただの探検トレジャーゲームだな~なんて思う。

「先輩…。」

「ん?」

何かと思うと雪娘が少し袖を引っ張っている。

「ちょっと暗くないですか。」

確かによく周りを見るとランタンがとても薄い明かりを照らしてるだけで他に電気はなかった。

「…それと、ドンドン奥に行くほど明かり減ってませんか。」

「…それもそうだな…。」

見てみると割と最初は一歩感覚で置かれていたランタンがいつの間にか五歩感覚ぐらいまで広げられていた。

「うっ。」

雪娘が腕にしがみついてるのが分かった。

「おい、何して…。」

見るとその顔はさっきまでの冷静な顔とは違い怖がってる顔だった。

「…はぁ。」

仕方ないのでそのままゆっくり歩幅を合わせて歩いていく。

「あ、あれ。」

奥の方を見ると何やら埋まってますよ感満載の土があった。

「ここなのかな、スコップ、隣にあるし…。掘るか。」

少し掘ると中から骨が出てきた。

「?!」

その瞬間、後ろのモニターが光った。

「お宝を探そうとしたら骨が出てきちゃった!…さあ、3チームの中で犯人を探し出そう!」

とお姉さんが言った。

「なるほどね…。それで探検推理アドベンチャーと…。」

僕は苦笑いでモニターを見つめていたが、雪娘は骨を観察していた。

「雪娘ちゃん?…なんかあるの?」

「見て。これ。」

骨の中から小さなハンカチのようなものが出てきた。

「…ハンカチ?それだけじゃ他のチームの中に犯人がいるの分からなく無い?」

と言ったが雪娘は少し微笑んでから

「バカね。よく触ってみて。」

触ってみるとハンカチとは違う。少し硬いような気がした。

「これはメガネを拭く時に使われるものなの。つまり…。」

他のチームでメガネをかけてるのは一人しかいない。

「龍哉ってことか。」

「そういうこと。簡単すぎるよね。」

やっぱり雪娘の推理力が凄いと思った。

そしてなんだこの推理ゲームは…なんて思い、最終的に外に出ることに成功した。

美奈たちはそこまで掘ってみなかったようで分からなかったらしい。

「さ!次はあれだー!」

正憲が勢いよく指を差す。

「ジェットコースター!いいね!」

ゆかが嬉しそうに正憲についていく。

「むぅ…。」

美奈が乗り気じゃないのに気づいた。

「ジェットコースター、嫌いなの?」

「んー、嫌いって訳じゃないんだけど。ちょっとなんかね。」

と言って美奈だけ乗らなかった。

「ひゃあああああああああ!!」

大声で叫んでいる正憲を見て笑いが堪えられなかった。

ジェットコースターを降りてから正憲がフラフラしてた。

「あ〜、酔った~…。」

乗り物酔いをしてしまい、ベンチに一緒に座っていた。他の女子たちは買い物に行っている。僕と龍哉と正憲がベンチにいる状態。

「楽しいけどあんまり無理しないでな?」

「あー、さんきゅ。」

「僕、トイレ行ってきます。」

龍哉がトイレの方へと駆け足で走っていった。

「無理はしないけど楽しむものは楽しむぞい!」

正憲の笑顔を見て少しホッとした気持ちになった。記憶がなくても大丈夫かもしれないなんて思った。

そして、心の中で今日は記憶なくてもたくさん楽しんで遊ぶぞー!と気合いを入れた時だった。

―後ろで物凄い爆撃が起きた。

「…え。」

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