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93. バイゼル領って楽しい!3

 さて、朝イチで新鮮な魚においしそうな魔魚も手に入ったバイゼル領都滞在四日目、そろそろお昼になるけど、ご飯はどうしようかな。

 なんて考えているけど、その前に行く場所は決まっている。

 私たちは次の場所へと向かう前に、一度宿に戻って『バスタイム』と着替えをする。潮の匂いがついたままだしね。

 ドレスも持ってきているけど、あれを着ちゃうと移動を馬車にしないと浮いちゃうし、目立つって意味で徒歩が出来ないから、商家の娘くらいのシンプルで綺麗な格好にしたよ。リリムちゃんはトレードマークのパステルピンクのメイド服に着替えて貰った。

 リリムちゃんに手伝って貰って、最後に二人で確認する。


「大丈夫かな?」

「大丈夫よぅ。かわいい」

「今日もばっちりです!」

「「ありがとう」」


 そんな訳で私たちは次の目的地、バイゼル領主邸へと向かう。領主邸は宿から目の前だし、歩いていく。

 同じ通りにあるだけあって徒歩数分で到着し、私たちは門に近づいていくと……。


「お嬢様方、こちらはバイゼル領主邸です。観光地ではございません」


 さすが、私たちがこの町の人間じゃないってすぐ分かるんだね。まぁ、いかにも商家の娘とか、貴族がお忍びで着そうな格好だし。


「ここに用があってきたのよぅ。これで通してくれるかしら?」


 お姉ちゃんが家紋入りのペンダントを門番さんに渡す。

 それを見て、門番さんが一瞬だけ目を見開いた後、すぐに口を開く。


「失礼しました。すぐにご案内いたします」


 私たちの対応をしてくれた門番さんの隣にいるもう一人が、駆け足で邸内へ入っていく。

 そして中に入ってすぐに、執事服を着たおじさんが、門番さんと一緒にこっちにやってくる。


「ようこそおいでくださいました。リインフォース家の方ですね」

「えぇ。わたくしは雫・リインフォース。リインフォース家当主、ゲルハルト・リインフォースの義理の娘です。こっちが妹の……」

「蒼・リインフォースです。同じく義理の娘です」


 私たちは再度、ペンダントを掲げる。それを確認して、門番さんが門を開く。


「シズク様にアオイ様ですね。こちらへどうぞ」


 私たちは執事さんに案内されて、邸宅の中へと入る。

 え、すご。


「すごい……」

「これは、まるで美術館ねぇ……」


 広々とした廊下に、十分な間隔を置いて置かれた調度品と絵画。お姉ちゃんが言ったみたいに、本当に美術館みたい。

 この器、綺麗だな……。


「そちらは大戦前期に取り壊されてしまった工房の最終期の器でございます」

「あ、ありがとうございます……」


 この国の歴史、勉強した方がいいかなぁ……。

 その器を過ぎてすぐ、案内された部屋に私たちは入る。応接間だ。

 こっちも品のいい調度品が少数置かれており、部屋の格式を数段上げている、気がする。

 私とお姉ちゃんが勧められたとてもふかふかのソファに座ると、すぐにメイドさんが紅茶とクッキーを置いてくれた。


「何かありましたらこちらのメイドにお申し付けください」


 そう言って執事さんは部屋から出て行ってしまった。


「リリムちゃん、食べる?」


 隣を見ると、お姉ちゃんの前にも置かれた三枚のクッキーのうち一枚を、リリムちゃんに勧めているところだった。


「シズク様……わたしはいないものと……」

「お姉ちゃん!」

「蒼ちゃん、ゆっくりしましょ?」


 あ、これわざとだ。


「もう……」


 コンコン。


 なんて事をしているうちに、ノックの音が聞こえた。

 

「どうぞ」


 お姉ちゃんが許可を出すと、先程の執事さんが男性一人と女性二人を連れて戻ってきた。

 執事さんのすぐ後ろを歩いてきた男性と女性は、うちのお義父様とお義母様くらいの年齢かな。その後ろを歩いてきたもう一人の女性は、先日道で馬車がトラブルを起こしていて助けたミリアリア様だね。

 男性は灰赤のオールバックに、なかなか長身で細身。青年のようなあどけなさを残す人だった。

 おそらくこの人がバイゼル領主かな。

 それから女性の方は桃色のストレートヘアに杏色のドレス。背は私と同じくらいだから百六十弱ってところかな。細身で愛嬌のある顔をしている。男性の隣を歩いているって事は、バイゼル侯爵夫人かな。つまりこの二人がミリアリア様の両親って事だね。

 そしてミリアリア様は、裏柳のドレスに先日と変わらず桃色のツインテール。こうして見比べてみると、夫人よりちょっと背は低め。領主様が高い分、より低く見えてしまうけれど、それがかわいい。


「やっぱりあなたたちだったのね。シズク、アオイ」


 最初ににこやかに声をかけてくれたのはミリアリア様だ。

 おかしい、かんぺきなへんそう、がばれていた。


「蒼ちゃん、雫たち何も変装してなかったわよ……」

「え。うそ?!」


 いやなんで分かって……。慌てた私を放って、お姉ちゃんが返答する。


「ミリアリア様も無事にお戻りになられたようで何よりです。先日はご無礼の数々、大変失礼いたしました」


 まぁここに来るって決めたから、覚悟はしてたよね。私とお姉ちゃんはカーテシーをして自己紹介する。


「改めまして、リインフォース家の次女、雫・リインフォースと申します」

「同じく三女、蒼・リインフォースです」


 すると、バイゼル領主と思わしき男性が口を開く。


「娘を助けてくれたようで礼を言う。バイゼル領主のクラウス・バイゼルだ。隣にいるのが妻の……」

「ジョセフィーヌ・バイゼルです。ミリアリアを助けてくださり、ありがとうございました」

「シズクにアオイ、娘の恩人でありそしてゲルハルトの義娘なら、もう私にとっても家族だな。この家は自宅のように過ごして貰って構わないし、好きなだけ滞在してくれていい」

「それは……」


 それは最上級の歓待だ。娘を助けたとはいえ、そこまでする理由はない。

 お姉ちゃんもそう思ったのか、失礼ながら、と前置きして話す。


「いささか過分かと存じます」


 しかしクラウス様は笑顔のまま、それに返答する。


「ん? ゲルハルトから我が家の事を聞いていないのか?」


 これには私が答える。


「えっと、義父からは手紙を渡すように言われて、それで本日はお邪魔させていただきました」


 私はポシェットから手紙を出して、執事さんに渡す。

 執事さんは手紙の封印を確認してから、それを開いてクラウス様に渡す。

 さっと文章に目を走らせたクラウス様は一言。


「チッ……あいつ……」


 今舌打ちした?! やっぱり最上級の歓待には何か意図が……。

 するとお姉ちゃんが私の袖を引っ張って、耳元で話す。


「大丈夫よ」


 いつもの勘かな? お姉ちゃんが言うなら、大丈夫か……。


「状況は分かった。説明するから昼食を一緒にどうだ?」

「「ありがとうございます。ご一緒させていただきます」」

「まぁ、綺麗にそろってかわいいわね」

「そうだ、よろしければ先程獲った魔魚の肉を昼食にいかがでしょうか?」


 私はかばんに入れていた魔魚の肉の柵を取り出して、一緒に出したバットに置いて執事さんに渡す。


「昨日、漁港長から魔魚が出たと報告があったが、まさか……」

「おそらく、この魔魚です」

「はは、相変わらずゲルハルトには借りっぱなしだな」


 こうして、実に無邪気に父に笑いかけたバイゼル領主の好意で、私たちは昼食にお招きされる事になった。


    ◇


 昼食は一般的なスープ、サラダ、バゲット、魔魚の肉のソテーに付け合わせの焼き野菜。そしてデザートとの事。いただきます。


「この魔魚、うまいな……」


 クラウス様がこぼす。そう、ざっくり言ってしまえばマグロのステーキ。レアに焼かれたそれは一度噛み締めれば重厚な赤みの牛肉、そしてその後に魚のさっぱりとした肉汁と食感。おいしい……おいしいよ……おいしすぎる……。

 みなが堪能したところで、お姉ちゃんが、それで、と前置きしてクラウス様に質問する。


「クラウス様。義父とどのように知り合ったのか教えていただけますか?」

「あぁ。そんな物語がある訳じゃないが、学院の同級生なんだ。一言で言うと『悪友』だ」

「悪友……」

「一緒に授業をサボって王都に遊びに出たり、同輩と後輩を集めて、やりたい放題の上級生をとっちめたりしたな。派閥も爵位も違うが、実に馬が合った。そして何より、あいつには恩がある」

「恩……ですか?」

「あぁ、ジョセフィーヌを紹介してくれた恩だな」


 すると、ジョセフィーヌ様が教えてくれる。


「ゲルハルトとは幼馴染なのですよ」


 そこで、ミリアリア様も口を挟んでくる。


「お母様、照れてるわね」

「で、私は逆にクラウディアを紹介した。彼女は私の再従兄妹だ」

「そうなんですね」


 って事は、私たちも遠戚って事になるのかな?


「でも互いに紹介しているのなら恩になりませんよね?」

「あぁ、他にも領地の運営を相談したりだな。僅かだが、お返しに魔物討伐を請け負っている」

「なるほど……」


 どちらかと言うと、持ちつ持たれつなんだね。

 そこで話が区切れたので、私は一口、水を飲む。すると……。


「ところで、リエラは元気かしら?」


 次に話し出したのはミリアリア様。


「リエラの事、ご存知なんですか?」

「彼女は学院の後輩よ。この後時間はあるかしら? もしよければ色々聞かせて欲しいわ」

「えぇ、勿論」

「はい。楽しみです」

「ではその前に少し時間をいただけるかなレディ? 私たち夫婦と話してくれると嬉しい。商売の話をしたい」

「商売……」


 つまりそれは……。


「ここからはバイゼル商会長としての話だ」


    ◇


 バイゼル商会は、キルシュ商会、メルク商会と同じくアルメイン王国の三大商会の一つ。その中でも一番かもしれない。つまり、アルメイン王国一の商会だ。

 その商会長から私たちに話があるとすれば、理由は二つ。

 一つ。ウォーカー商会の台頭について。

 二つ。私たちの商売品目。お菓子、美容品、魔物肉だね。

 場合によっては衝突するかもしれない。ウォーカー商会だけは守らないと……。庇護した商会を守るため、そしてなにより友人の笑顔を守るために。

 しかし、クラウス様の話はちょっと拍子抜けしてしまった。


「まず、ゲルハルトの手紙に君たちがウォーカー商会の庇護の全責任者と書いてあった。だから心配しているかもしれないが、ウォーカー商会と敵対する気は一切ないよ。ゲルハルトを裏切る気は毛頭ないんだ。心配しなくていいよ」

「よかったわぁ……」

「よかったです……」

「何か商会で相談事があったら話してくれるといい」

「ありがとうございます。とても嬉しいです」

「ただ、一方で台頭するきっかけになった君たちがもたらす商品について。これはすごく興味がある」


 まぁ、仕方ないよね。レシピの提供とかで穏便に済ませられるかな。


「バイゼル商会としては、最も利益幅の大きいであろう魔物肉の販売を考えている。いや、昔失敗した。原因が分からないまま頓挫している状況だ。そこで、君たちには販売までこぎつけた腕を見込んでアドバイスが欲しいんだ」

「アドバイス……?」

「アドバイスですか?」


 アドバイスと言っても、普通の動物と同じく狩って、血抜きして、枝肉加工して、燻製して……んー、どこでつまづいてるんだろう?


「クラウス様、過去にも販売しようとした事があるのですか?」

「あぁ」

「その時は、どこでつまづいたのでしょうか?」

「狩るのは一旦別として、枝肉にする前に汚染されてしまうんだ」


 それを聞いてお姉ちゃんが反応する。


「なるほど、浄化出来てないのねぇ」


 あ、もしかして……。


「血抜きも出来ていない可能性がありますね。そこから瘴気が回りますから」

「ふむ? 血抜きが出来てないと汚染するのかい?」

「えぇ。血が汚染されたままだと、全身を巡るから汚染しやすいわねぇ。瘴気は、死んで血流の無い生物でもお構いなしよ。ちなみに一番は完全に浄化する事よぅ」

「なるほどな。確かに聖属性魔術の使い手はいるが、その技量は見ていなかったな。シズク、君なら教える事は出来るかい?」

「A級冒険者が狩れる魔物の完全浄化くらいまでなら大丈夫よぅ」

「それはすごいな……。アオイ。血抜きについての手解きはして貰えるかな?」

「可能です」

「他にはあるかな?」


 私たちは他にもいくつか考えつく事を話す。

 なんか話の流れで、明日領都軍の魔術師に浄化と血抜きを教える事になっちゃった。ちなみに宿ではなく領主邸に泊まる事になった。手続きはしておいてくれるらしい。

 そんな感じで私たちはマグロのステーキを堪能したのでした。ごちそうさまでした。


    ◇


 さて、そのまま私たちはミリアリア様に、庭にあるガゼボに案内された。

 席に着くと、メイドさんが置いてくれたのは、紅茶とどら焼きだった。


「そういえば、バイゼル領でもどら焼きは販売されていたんでしたっけ」

「えぇ。ウォーカー商会から取り寄せたわ。あなたたちが開発したのよね」

「そうです」


 そういえばバイゼル支店のどら焼きは食べてなかったな。いただきます。

 一口食べる。

 

 ……。


 うーん、ギリギリ及第点かな。


「ミリアリア様、こっちをどうぞ」


 私はポシェットから、ビルさんと作った白あんのどら焼きを出してミリアリア様のお皿に置く。


「あ! 蒼ちゃん、雫のも!」

「はいはい」


 ついでにお姉ちゃんのお皿にも鶯あんのどら焼きを置く。


「これは……」

「こっちが私の作ったどら焼きです。これが全ての元になっています。後、ウォーカー商会には指導しておきます」


 ミリアリア様が私の出した方のどら焼きを食べると、目をキラキラとさせて笑顔になっている。


「お気に召したようでよかったです。ミリアリア様」


 どら焼きを飲み込んだミリアリア様が、大変いい笑顔で私の方を向いて口を開く。


「ミリア」

「え?」

「あたしの事を、親しい人はミリアと呼ぶわ。あなたたちもそう呼んでちょうだい。様は不要よ」

「分かったわ。ミリアちゃん」


 相変わらずこの姉は順応性が高い。


「……ミリア」

「えぇ」


 年上の貴族令嬢には威圧のスキルでもあるのか、私はおとなしく従う。

 それから「ところで」と前置いてミリアが話す。


「お父様と商会の話をしたのでしょう。いずれあたしがバイゼル商会を継ぐ事になる。その時のために商売のタネが欲しいわ。あなたたちの持っているお菓子のレシピとか、買い取りたいのだけれど……」


 そうだよね。自分の商会を大きくしたい。それは当然。まだ誰にも教えてないレシピもある。でもそのまま渡してしまったら、ウォーカー商会の不利益になるかもしれない。だから私は……。


「ごめんなさい。出来ません」

「分かったわ。改めて、あなたたち二人はあたしの恩人よ。裏切るような真似はしないわ。だから商売の話はこれでおしまい。それより、リエラの話を教えてちょうだい。メアリーとはたまに手紙のやりとりするんだけど、リエラとアーガスの情報がまるで無いのよ」

「それなら喜んで」

「たくさんあるのよう」

「私たちも、学院の頃のみなさんの話を聞きたいです」」

「えぇ、勿論!」


 それから、私たちはいろいろな話をした。

 

「学院時代のリエラちゃんは、メアリーちゃんから聞く限り休みはずっと図書館か魔術練習場って聞いたのだけど、今も大して変わらないのよぅ」


 なんてリエラの近況から。


「という訳で、私たちは別の世界からやってきたのでした」


 身の上話とか。


「これが、メアリーがリエラを血祭りにあげたと言われる『ブラッディ・メアリー事件』の真実よ」


 これには私もお姉ちゃんも大笑いした。

 他にも、そういえば、とミリアが口を開く。


「アーガスが剣聖と呼ばれたのは実は学院が最初なのよ」

「そうなんですか?」

「えぇ、王国騎士団の活躍で呼ばれる事が多いけど……本当はね、剣の腕じゃなくてお付き合いを迫る令嬢への断り方が鋭い剣で斬るようだったから言われただけなのよね。だけど本当に剣の腕で剣聖って呼ばれるとは思わなかったわ」

「アーガスさんにそんな過去が……」

「ミリアちゃん。メアリーちゃんにアーガスさんはリエラちゃんが好きって聞いたけど本当?」

「本当よ。あたしが処分担当だったんだから」

「「処分担当?」」

「えぇ、学院には冬の終わりに、意中の相手にお菓子を渡すイベントがあるのだけど、アーガスは毎年生徒会室にきて言うのよ『今年も渡せなかった』って。そのお菓子の処分担当があたしって訳」

「バレンタインだ……」

「バレンタイン?」

「雫たちの世界にもね、似た風習があるのよ」

「へえ、面白いところで似通ってるのね」


 おしゃべりをしていると、本当にあっという間に時間が過ぎる。

 夕方もかなり進んで、日が沈む。そろそろ五の鐘が鳴る頃だ。

 そうだ、と私たちはミリアに話す。


「ウォーカー商会に置いて貰おうと思ったんですけど……」


 私はストレージから標を取り出してテーブルに置く。


「これは何?」

「私たちは『(しるべ)』と呼んでいます。先程お話した『ワープ』の転移先に置いておくものです」

「つまり、これがあればあなたたちがうちに気軽に来れるのね?」

「そうよぅ」

「ただ、突然他人が現れるという警備の問題があるので……」

「いいわ」

「え?」

「お父様は説得しておくし、使用人たちにも説明しておくわ。エントランスに置いておくわね」


 即断即決。これが商人か……。


 この後夕飯をごちそうになって、客室に泊まる。さすがにリリムちゃんは別の部屋。

 おやすみなさい。


こんばんは


バイゼル魚おいしい編にもうしばらくお付き合いください


楽しんでいただければ幸いです。

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