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はじまりのものがたり


始まりは一つの世界。


『白』も『黒』も『灰色』も一つ切りの世界で仲良く暮らしていた。


互いに支え合い、信頼し合って暮らしてきた3つの種族は、ある日を境に互いを憎み合うようになってしまった。






そのころ、その世界を治めていた『神』は、一つだった世界を分離させ、3つの世界を生み出すことにした。



一つは『神』に近しい世界。

『白』の種族が住まう【天界(ヘヴン)】。



もう一つは、天界(ヘヴン)と対になる世界。

『黒』の種族が住まう【冥界(ハデス)】。



そして、天界(ヘヴン)冥界(ハデス)の中間世界。

『灰色』と呼ばれた種族が住まう【色界(カラリオル)】。






それぞれの種族に、それぞれの世界を与えることで、種族間の争いを無くそうとした『神』。

だが、それは失敗に終わってしまう。


それぞれの世界を手に入れたことで、天界(ヘヴン)冥界(ハデス)がさらに対立しあい、その中間にあった色界(カラリオル)をも巻き込んで争いを始めてしまったのだ。





天界人も冥界人も、それぞれの世界では争わず、中間世界の色界(カラリオル)で戦った。

色界(カラリオル)では、この争いと無関係な人々が多くの地域で死んだ。



色界(カラリオル)の主要地域壊滅-



のちに『二大世界大戦』と呼ばれる、天界(ヘヴン)冥界(ハデス)の戦争はこうして終局を迎えた。

…ようにみえたが、争いは終わっていなかった。










色界(カラリオル)の一地域、シアン。



ここでは、いまだに【白】と【黒】の二大勢力が争い続けている。


『白』の血を覚醒させた【聖職者】。

『黒』の血を覚醒させた【死神】。


『灰色』と呼ばれていた中立世界色界(カラリオル)の人間達は皆、『白』と『黒』の間に生まれた子供達だった。

しかし世界の分裂から後、『二大世界大戦』に巻き込まれた彼らは、その戦いの間にどちらかの属性の能力が覚醒していった。



『白』の能力に目覚め、世界を護りたいと思う者は【聖職者】になり、

『黒』の能力に目覚め、世界を壊したいと願う者は【死神】となる。



一方は護る為、一方は奪う為。

それぞれの望みの為に命懸けで使命を果たそうとする2つの勢力。



【死神】と呼ばれる彼らは、その能力を上げる為に【幽霊狩り】や【霊力狩り】を行い、【聖職者】は一人でも多く死神の魔の手に掛かる者を護ろうと必死になり食い止める。

これはもう遙か昔から続いているシアンの日常生活。



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