おなじへや。―望乃夏
┌(┌'ω')┐<スルー推奨
空になったアイスをゴミ箱に投げると、私はぶるりと震える。…………うう、暖房かかってるからってアイス食べるんじゃなかった………………。
朝起きてすぐ雪乃の看病を始めたから、今日はまだ行ってないし…………。でも雪乃を放っていくのも…………。
こういうのって、なかなか自分からは言い出せない。けど。
「んっ…………望乃夏、立たせて…………」
「どうしたの雪乃。」
「………………何回か立とうとしたんだけど、足に力が入らなくて…………それで、望乃夏が帰ってくるまで待ってたんだけど…………」
もしかして…………と布団をめくる。
「なっ、何を想像してるのよ………………失礼ね。」
雪乃が、さっきよりも真っ赤な顔で睨む。
「…………でもちょうどよかった。実言うと、ボクも。」
雪乃にルームシューズを履かせて、肩を貸す。………………あ、あがらなっ、
(雪乃って、意外と…………)
そう思ったのはすぐに見抜かれたようで、
「………………お、重いのはしょうがないでしょ!!力、入んないんだからっ。」
真っ赤な雪乃も見てたいけど、これ以上いじるとまた熱上がりそうだし。とりあえず、2人で『花園』へと向かう。
「……………雪乃、耳塞いでて…………」
「そ、そんなこと言われたって…………」
「…………じゃあせめて目塞いでっ。」
なんでこうなったかと言うと、雪乃が支えなしだと立てないし満足に動けないのと…………生憎、他の洋式が塞がってたから。勿論私は猛反対したけど…………自分の欲求には逆らえなかった。
「…………見ないで、聞かないで…………」
…………解き放たれた快感はあるけど、その代わり恥ずかしさが残る。
「の、望乃夏…………早く…………」
「わ、わかった…………」
かなり切羽詰まった様子の雪乃を担いで座らせる。そして…………恐る恐る脱がせると、途端に雪乃が溢れ出す。
「あぅ…………望乃夏ぁ…………」
雪乃が、死にたそうな目で私を見る。………………ごめん。
結局、雪乃が終わったあとも私達には気まずさだけが残った。