表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
落ちこぼれ魔導師が学園で何かを始めるようです!  作者: とら猫の尻尾
第2章 落ちこぼれ魔導師、同好会をつくる
35/60

第14話-5

「そのぐらいで勘弁してあげよー。神ちゃんのドSキャラ絶賛爆走中だニャー」

「悟さんどうしたの? なぜ動物みたいに四つん這いになってるの?」


 占いの館から巻田先輩とエレナが出てきた。


「私はドSなどではない! 何度言ったらわかってくれるのだ?」

「はいはい、神ちゃんもエレナちゃんに占ってもらうと良いニャー」

「私は占いなどには興味がないから……」

「そう言わずにどうぞ神林先輩!」

 エレナが強引に腕を引っ張って連れていこうとする。

「エレナおまえ…… 何か企んでいるだろ。口元がにやけているぞ」

 エレナがピタリと制止する。


「私は占いに関してはプロ意識を持ってやっているの! ちゃんと占うし絶対に嘘もつかないわ!」

 胸に手を当てて、強い口調で訴えてくるエレナ。


「ただ、結果をどう伝えるかは占い師の裁量しだい。そういうことよね、栗沢さん」

 神林先輩がニヤリとしながら言った。

「うっ……!」

 エレナは企みをズバリ言い当てられたのか、気まずそうな顔をしている。


「占いだけじゃなくお悩みも解決してくれるそうだニャー。どう? 」

「私は…… 悩みなんて何も……」

「ニャいのー?」


「ない…… わ」

「ほんとかニャ?」


「ほんと…… よ」

「ニャー?」


「ああああー! ニャーニャーうるさいのよー!」

 神林先輩がブチ切れた。


 『治療室』にて神林先輩・巻田先輩・エレナそして僕が車座になっている。

 神林先輩が重い口を開く。


「私、猫がきらいなの……」


 僕とエレナは巻田先輩の顔を見る。

 巻田先輩は『わたし?』みたいな表情を浮かべた。

「本物の猫のことよ! 猫を見かけただけで固まっちゃうの……」

「それって、猫アレルギーということですか?」

「小学生の頃までは猫を飼っていたの。アレルギーではないわ」


「それは呪いね」


「具体的にはどんな状態なんですか? 猫を見るとくしゃみが止まらなくなるとか」

「だから、アレルギーではないって……」


「呪われているわ」


「エレナはちょっと黙ってろ! なんで神林先輩を目の敵みたいにしているんだよ」


「ぶーっ」


 ほっぺを膨らまして怒っているエレナも可愛いです!

 そう思っている僕を神林先輩はジト目で、巻田先輩はニヤニヤした顔で見てきた。


 やばい…… 顔に出ていましたか?


「しょうがないですね。それでは真面目に相談内容を聴きましょう」

 エレナは姿勢正しく座り直し、営業スマイルでそう告げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ