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リフレイン~軍神~(2)
人民兵の胸から鋼鉄の刃が飛び出した。
人民兵は腕を広げ、おびただしい量の血が胸から噴き出る。
刃が引き抜かれると中国兵が膝から崩れ落ち少年に覆いかぶさった。
刺された人民兵は激しく痙攣した。
少年は恐ろしさのあまり人民兵を力いっぱい押しのけた。
そして代わりに現れたのは人民軍とは違う深緑の軍服、帽子で顔は見えずらいが男だ。
全身は今切った人民兵の返り血で赤黒く汚れている。右手に日本刀持っており、先程の一振りで刃が血で滴っている。
突如現れ窮地の少年を救ったのは日本兵だった。
刀を持つ血まみれの日本兵は冷徹な殺人鬼に見えるかもしれないが命を救われた少年には天から舞い降りた使者の様だ。
陽に照らされる姿は後光が射しているかのように神秘的に映し出す。
それはまるで神に等しいくらい神々しい……まさに軍神だった――――。
「雷蔵……」
椅子に座り精神統一を図っていた雷蔵は相棒の呼び声で静かに目を開き嵐と彩芽の姿を見て過去から現在へ意識を戻した。
「雷蔵、お客さんがお待ちだ」
嵐は涼しい顔で笑みを浮かべながら言った。
雷蔵は椅子から立ち上がるとし静かに頷いて集めれらた客人の部屋へ歩いて行く。




