決意
こんにちは。
蓮助です。
ウイルスによって変化してしまった人類と、生き残った人類の死闘を描きます。
楽しんでいってください。
僕は白くて無機質な天井の下で目が覚めた
僕はただの中学生のハズだった。
ピ.ピ.ピという音が聴こえている。
嫌な音だ。僕はこの音にどれだけ…
いや、なんでもない。ただの装置の音だ。
酷い臭いだ、血の臭いや生臭い臭いが酷かった。今日も僕は生かされのだろう。
神は僕だけを死なせなかった。
殺してくれればよかったのに、
わかるだろ?僕は実験の被験者としてこんなにも苦しんでいるのに
神はいつも僕だけを生かした。
殺してくれと叫んでも願いは届かなかった。
僕の体は所々に機械を容れられ。
脳は人間のままだった。
血液は全て抜き変えられ、僕は戦闘用の人間として改造された。
6年前、日本にウイルス弾頭を積んだミサイルが撃ち込まれた。
ミサイルは東京を直撃、半径10キロの人間をあるモノに変え、そこから悲劇は始まった。
アニメや漫画なんかの話だとおもっていた。
人々はウイルスに感染し、いわゆる"ゾンビ"になった。
クリーチャーと呼ばれ、生き残った人間はそのクリーチャーとの戦いを余儀なくされた。
クリーチャーとの戦いは2年に及び、東京は浄化作業が進み、日本は復興へと向かっていった。
そんなとき、中国にウイルス弾頭を積んだミサイルが三発落とされた。
その結果中国全土の人間が感染し、生き残った人間は居なかった。
中国から吹く風によりウイルスは日本に上陸し
日本海側は大きなダメージを受け、また戦いが始まった。
前の戦いとは全く比べ物にならないほどの戦力が必要になった。
そんな中アメリカとの協力で立ち上がった計画があった。
それが僕が被験者として受けているこの実験。
ネオ・チルドレン
新型子供計画だった。
12歳からの子供たちをサイボーグ手術し、
その子供たちを最前線へと投入し、掃討させるというものだった。
その非人道的な計画に批判は殺到し、暴動が起こるほどだったが。
政府は表向きには廃止したとの発表をしたが
裏では着々と計画を進めていた。
拒絶反応は酷く、死亡する被験者がほとんどだった。
そんな中で僕だけは生き残り、適合者として色々な実験や訓練をされた。
記憶は何度も消去され、そのたび必要な記憶だけ容れられていた。
きっといま考えているこの記憶も、明日にはもう無いのだろう。
だから僕は考えた、他の適合者を連れて
この研究所を逃げて、邪魔するものを全て殺して
感染者を掃討して、この国をいつか征することを。
蒼~ao~ episode01 end
どうだったでしょうか?
次のお話でまた会えると嬉しいです。
まだ中二のガキんちょが書いている作品ですが、気に入ってもらえるとスゴく嬉しいです。
ありがとうございました。