表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代社会で「お父さん」というジョブを授かった俺、365日攻略中。  作者: ネコパンチ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/14

【クエスト】精鋭部隊入隊試験

我がパーティーにおいて、俺は一つの絶対的な信念を持っている。
















「野菜を食う隙があるなら、肉を詰め込め」
















俺は肉が好きだ。


焼肉をすれば、網の上は茶色のグラデーションで埋め尽くされ、野菜を焼くスペースなど1ミリも残さない。


もちろん健康のために魚や野菜も摂取はしているが、俺の魂の燃料はいつだって獣の肉である。


そう、俺こそが食卓の最前線を守る特殊部隊〈ミートソルジャー(肉に塗れ隊)〉の隊長である。


ある日、狂戦士(次男)が俺の肉の食いっぷりに疑問を抱き、接触してきた。






「お父さんは、なんでそんなに肉を食べるの?」






俺は箸を止め、重々しく答えた。















「それはな……俺がミートソルジャーの隊長だからだ」















この一言で、次男の瞳に肉への渇望が宿った。


志願兵の誕生である。





「え?それに入ったら僕も肉いっぱい食べていいの?」


「ああ。だがな、我が部隊は精鋭のみ。入隊するには試験に合格しなければならない」






この部隊はそんなに甘くない。


俺は彼に、最も困難な試練を課した。












「普通に走るより、すり足で走る方が速くなければならない」











実際に隊長(俺)がリビングで実演する究極の高速移動術、すり足。


リビングの床を「キュッキュッ!」と不気味な音を立てながら実演してみせた。


見た目は完全に正気を失ったキチガイである。




その異様な光景を目の当たりにした次男の判定は――
















次男「いや、ムリw」


俺「うん、俺も無理w」













普通に走る方が速いに決まっている。


しかし、その潔い諦め(?)により、彼は晴れてミートソルジャーの一員となったのだ。






後日、拳闘士(長男)にも





「入隊しないか?」





と声をかけたが、












「普通に無理」












と、試験を受けるまでもなく拒絶魔法を叩き込まれた。


どうやら彼のジョブにはノリの良さというスキルは実装されていないらしい。




▼ 本日のリザルト

クエスト状況: 新兵確保成功(1名)

新兵のステータス: ミートソルジャー・二等兵(次男)

不採用者: 拳闘士(長男)。拒絶魔法発動。

獲得称号:すり足のミートマスター

教訓: 嘘は大きく、動きはシュールに。それが隊長の心得。

勧誘:「君もミートソルジャーに入らないか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ