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現実は三次元であって、思考は五次元、表すなら二次元。ほんとかな?悲しいよ

作者: 鐘彗
掲載日:2025/12/11

「僕が死のうと思ったのは」11/22


可憐な華を蝶が啄む、蝶は華を蝕む、周りの批難も蔑みも一身に受けて尚も華を食す。蝶に鼓動する華が未だ咲く事を止めない、臨界点を超えて花弁が開く、色が変わる。メシベが、オシベが、チカチカと震え子房が剝き出しになる。華の命が、動物とは違う命の膨張を見せている。色彩が狂った花びらを鼓動させながら、茎が支え続ける。蝶が狂う触覚を尖らせ羽同士を擦り付けあう、されども蜜を吸う上げる管は止まれない命を流し込んでいく。目が変わる、世界を映すドット一つ一つが色を変える。世界が公転を始める。


私はそれを見た




「濃霧」11/28

気が触れる。熱い鉛が私の体に触れる、右脇腹を殴打する。勢い余ったそれは体の内側まで入り込み私として溶け出す。溶けていくそれを生命が拒絶するように純血が流れる。その様はありふれた美しさで特別な感情を持ち合わせない。只、悲しみだけのものだ。


遠のいた意識も、故郷も、勝利も全てが溶け合ってなおも拒絶する私の体は、とうの昔に鉛の塊だったのだろう、まっすぐ飛んで行き衝突し、溶け合い、潰れる。


何ら変わったことのないものを人生と決めつけ生きていた。血が止まらない


涙は出ない。されども血は流る。僕の命が忘れたものを取り戻すように、ゆっくりと、ゆっくりと、血が流れていく。その様はやはりありふれたもので、僕には理解できなくて、ただ泣き始める事しかできない。


その様は生まれたての赤子のようなもので、すべてと溶け合ってなおも私はずっと泣いていて、それを鉛と呼ぶにはあまりにも人間で、私は泣く事しかできない。


血が止まらない、腹からから流れていった血が靴を濡らす。服はとうに赤茶色で


僕はただずっと座っている、溶けた銃を抱え込んで涙と血を流しながら。


そんな僕を、世界が全てから隠すように、戦場に濃霧を。


ずっと見ていた皆がいなくなり、戦争が終わり、飛行機が空を飛び周り、電波が空を舞い、花が咲き、新たに木が芽吹く。木漏れ日の中、自然と溶け合い僕は見ていた。




「白黒付いた世界は、色褪せモノクロになった」11/22


曖昧な命のか細く泣く声は正され、挟み潰され白か黒かの二分化を助長する。


感情を買った僕には涙する権利など無い、状況をいくら客観せども感情は動かせない、揺るがない真実を感情を混ぜ込むほかない。


生きる以前の感情をもって生まれた身を呪うほかない、理解は嘘であり私も嘘だろうか。


だからいっそ消されていく感情に事実を混ぜ込んで、世界を混ぜて。


私が世界である事実を



「one night」12/1


ストレスに押しつぶされそうとはよく言うが私からすれば、理性がストレスを圧縮して凝り固まったものが、心を圧迫するでもなく、突き刺すでもなく只私を傍観しているのだ。


大志を抱け、そのすべてに意味を見出して


大志を抱け、自分のすべてを肯定して


大志を抱け、事実も否定も飲み干して


大志を抱け、あなたが生まれた意味を




「一過性のそれ」10/27


個を押しつぶされた彼を私は肯定したい、それと同時に嘆かずにはいられない。


当たり前の急行電車に乗って生き急ぐ彼等とは、回送電車に立て籠る彼等と


普通電車に乗る我々とでは分かり合う可能性は限りなく零に近い。


凍った感情を紐解いて、明らかな対立を閉じ込めて。


際限のない感情を矢に括り付けて。


仮定されたシュレーディンガーの親友の幸せをただ願って、満たされることをただ願って。


肯定したはずのコミュニティの魔の手が未だ私を気づつける。


肯定したはずのそれは近づく程に醜悪なそれに見えてしまう。


圧倒的な善と共に彼らを肯定していたはずの僕らは。明らかな否定の毒に蝕まれ


糸繰り人形の彼を未だに肯定し続ける。


分かり合えないのだろう。


否定であるそれ




鏡越しの善と


変えられない事実と


早まった彼らと





私は否定すべきかもしれない




今はまだそう思えてしまう









そうかもねそうだろうねだとしてもねだからね


わたしとしてのそれ





はい



そっとじっと息を整えて


かくよむでかいてたやつを


もちべなくなってきたから



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