12話目
カチッ
さぁ!送ったわよ!歌子!
12話目を投稿したわよ!
このあたしが!
誰もがひれ伏す、霧乃城レイ子が!
さぁ、読め歌子!
読むのよ!歌子!
この霧乃城レイ子の12話目をッ!!
さ、電話よ。
「もしもし!タジロウ!」
『はい。
どうも、先生』
「子供が電話で相談するヤツがあるわよね!」
『はい』
「あれを聞いたのよ!」
『はい』
「そしたら、名前と質問は元気がいいのよ!」
『はい』
「で、専門家が答えだすと、子供が別人のごとくテンションだだ下がりになるのよ!」
『はい』
「あれ、何でよ?」
『は?』
「いや、だからね、
質問はめちゃくちゃ元気がいいのよ!
ところが、回答が始まると、子供はもう電話を切りたくてしょうがない感じなのよ!
あれ、何でなのよ!?」
『さぁ~、何ででしょうねぇ~』
「タジロウ」
『はい』
「あんた、真面目に考えてんの?」
『あ、え~っと・・・あ!そうだ!
あれじゃないですか?
たぶん電話をするまでが目的で、答えはどうでもいいんじゃないんですか?』
「どういう事よ?」
『だって今は検索すれば、ほとんどの事は分かりますから。
答えはもう知ってて電話してるとか・・・』
「じゃあ、あれは何のためにやってんのよ?」
『さぁ~何のためでしょうねぇ~』
「これって検索しても出ない答えじゃない?」
『そうかもしれませんね』
「あんた電話してみなさいよ」
『どこにですか?』
「だから子供になりすまして質問すんのよ」
『いや、だから僕はやりませんよ』
「あんたがヤレって言ったんじゃない」
『言いましたけど、アレは冗談ですよ』
「やんなさいよ」
『え?何て言うんですか?』
「だから、
どーして、みんなは、なまえと質問は元気がいいのに、こたえの時はテンションだだ下がりになるのですか!っていう感じよ」
『先生やればいいじゃないですか』
「いやよ」
『今やってたじゃないですか』
「何よ!この逆転劇みたいな流れは!」
『エヘヘ』
「なに笑ってんのよ!アンタ!」
『もう切りますよ、先生』
「ちょとアンタ!!」
『では!』
ブチッ
ウキィイイーーーッ!!!
何!!
なによ!!
タジロウ!!
このー!
タジロウのくせに!!
あーもう!
イライラする!!
こんな時はポテトチップスよ!
ポテトチップスのコンソメ味を食べるのよ!!
おいしいのよ!
うっひょっひょー!!
さて、
パリポリのリロードよ!
カチッ
★12 ●10
よし。
来たな、歌子!
今回は新キャラの登場よ!
これは、あんたが言う前から決まっていたのよ!
あんたの意見を取り入れたわけじゃないのよ!!
何度も言うわ!
前から決まっていたのよ!!
さあ押すわよ!!
カチッ
(そう、それでよろしい)路地裏の歌子
ウキィイイーーーッ!!!
ちがーう!!
違うのよッ!!
くっそー!!
あんたに従ったわけじゃないのよ!!
何よ!
なにこれ!
あたしが歌子にひれ伏したみたいになってんじゃない!
違うわよ!
あんたが、ひれ伏すのよ!
クッソー!!
見てろよ、歌子!
いいか!てめぇ!
覚悟しやがれ!!