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13無価値
「これで終わりましたね!一件落着ー!」
「……あぁ。」
神無は女性と討伐に来ていた。あの三人ではない。
「ちょっと!知ってますよ!!私。他の人と討伐してる時は、もっときらっきらの笑顔だったじゃないですか!」
「あぁ、そうかもな。」
煩い娘だ。適当に相槌を打って、早く帰ろう。もう眠い。
「聞いてませんね!」
娘は斜め横で不機嫌になる。
「名前……まだ聞いてませんでした。なんて言うんですか。」
ずいっと一歩、近づけられる。近い。
「何でも良い。使用人とでも呼んどけ。」
「使用人……。それだと他人見たいじゃないですか!!」
オーバーリアクションだ。他人だろうに。
「そもそも、嬢ちゃん。俺たちはまだ二回程しか、一緒に討伐してないじゃないか。」
「そうですけど……」
ちらっと横目で見る。どの角度から見てもイケメンだ。
「じゃあ、使用人で良いじゃないか。じゃ、良い夢を。」
傷だらけの大きな手を振る。
「あ、行っちゃった。」
鼻から空気を吸い寄せる。
「おやすみなさい!!」
手を振り返された。
「俺なんかに話しかけて馬鹿な奴。あぁ、なんて馬鹿なんだろう。」
最近は、他の小説を書いています。完成したら、ぜひそちらもお読みいただけると作者が幸せに包まれます。




