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見覚えの無い段ボール

作者:

私たち家族が住む一軒家は、昭和後期に建てられ、高齢のお婆さんが身体を悪くするまで住んでいたらしい。お婆さんは、病院で亡くなったと聞いた。介護士という仕事柄、亡くなった場所関係なく、思い入れの有る場所に故人が帰って来る事が有ると聞いた。だから、この家にもと思っていたが、数年後までコレと言って不気味な事が無かった。余計にこれから話す事が印象に残っている。

 この家に越して来て数年後、いつの間にか家の中から鳥の鳴き声がするようになった旦那が2階の上段の押し入れから屋根裏に入って鳥の巣を撤去してくれた。めったに開ける事の無い上の押し入れの戸が開いており、そこから見覚えの無い段ボールが見えて懐中電灯で段ボール表面を照らしたら「ひな人形」の文字が書いて有った。気味が悪く、旦那に聞いてみたが「俺も知らない」と言う。なら、残る心当たりは、前の住人である亡くなったお婆さんか関連の人たちの物かも知れない。旦那が段ボールを下ろして、2人で確認した所、ひな人形のひな壇を飾る毛氈だった。その後、旦那経由で毛氈は、返された。

後から思えば、ホラーが好き過ぎて、思考がホラーよりになっていたなと思う。

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