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ロクデナシ故に

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

あとがきが少し露骨にな考察を行うので、R指定です。

同棲している彼女は家事が何一つ出来ない代わりに、何一つ文句も言わない人間だった。その生態はもはや人と呼ぶにも憚る程に猫と似ている。飼い猫と飼い主。そんな関係だった。そして彼女と付き合う時、彼女は身も蓋もなくこう言った。

――私は飼うよりも飼われる側だし、面倒見るより面倒見られる側だから。


今日も今日とて冷凍食品と、昨日の残り物を詰めた弁当箱。『手抜きでごめんね』と手紙を添えると、帰ってくる時にはしっかりと空になっていた。そして添えられたメモには『何が手抜きだ(`皿´)』と絵文字付きで返された。良くも悪くも傾国。人に世話をさせるのが上手い人間だった。

そんな彼女と何時ものように添い寝をしていると、ぴとっと片腕をくっ付けて来た。それは彼女が構って欲しい時のサインだった。

「なぁに?」

「……君は私の事、捨てようとか思わないの?」

ただ腕だけを此方に寄せて、顔はそっぽを向いていた。

「なんで? 思わないよ」

家の事を全て行う代わりに、彼女には金銭的な負担をお願いしている。つまり、家に入れている金は私よりも彼女の方が多い。一応、持ちつ持たれつ。特段不満はない。

「あのね、真面目な人間ほど、出来た人間ほど、クズとロクデナシに引っ掛かるんだよ」

「どうしたの。突然」

「クズとロクデナシってね、自分じゃ面倒見られないから、人に面倒見て貰うの。だから、真人間を見分けるのが普通の人間よりも上手いんだ。……今までもそうだったし……」

……なんでこんな子と付き合ってるの? ほっとけないから。私が居ないと駄目だと思ったから。

そんな彼氏彼女の会話が脳裏で反芻する。自分が居ないと駄目だと思わせて、面倒を見させる。相手可愛さに、ついつい要望に応えてしまう。

まるで今の自分達の様に。

「家事は一歳出来ないけど……。いや……苦手だけど、洗濯ぐらいなら出来るから。他に何か要望があったら言ってね。君なら別に……」

「不満はないよ」

そう言って髪を一撫でして、眠りに付いた。朝起きた時の、整ったシーツは直し様が無かった。

クズとロクデナシ程、面倒見の良い人見つけるの上手いんですよ。だって自分の面倒を自分じゃ見られないから。

これは二次元だけでなく、三次元でもきっと一緒。


ここからR指定いきますよ。私の考察です。


普通男女の添い寝かますなら、それ以上の事しますよね?

でもして無さそうなんですよ。

腕ぴとっとくっ付けるのが、構って欲しいサイン。

なんですから。

普段はただ川の字で寝てるだけ。という事が分かります。


あーだこーだ御託は並べて分かりにくいですけれど、言いたいことは最後の一文に掛かってると思います。

「他にして欲しい事があるなら言ってね。君なら別に……」

此処で鈍い彼氏さんが、会話ぶった切ってますが、本当は何にでも託けて、ただイチャイチャしたいだけな気がして来ました。


ただ本人がクズでロクデナシ自称しているから、体だけの関係から入ろうとしてそうだなーと。

不器用かな( '-' )

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