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ボス戦

[エリアC-1]

GM:さて、森の奥に入りましたよ。ここからはイベント表がこうなります。


2.何も無し

3~5.ボスイベント

6~8.何も無し

9~11.ボスイベント

12.何も無し


 通常エンカウント(キラークリーパー群生地とかあった)と足跡と落とし物削ったらこうなりました。


フィオ:シンプルw


エイル:何も無いかボスかの二択なんだね(苦笑)


GM:いやー、サンプルシナリオ初めて読んだ時は「戦闘二回だけ? 少なっ」って思ったけど、あれ程良い塩梅だったんだなって。

 次から戦闘二回、多くても三回にして何かイベント考えよう。


ジョン:まぁ、戦った分剥ぎ取りの売却額と経験点は得られただろ。


GM:せやな。……これでボス戦無しで終わってもそれなりには……いや流石にそれは……。


ルース:八回も機会あればボス来るっしょ!


エイル:だと良いね。


フィオ:次はエイルだっけ?


エイル:だね。コロコロ……6。何も無し。


ルース:「んー、これといって変わった物は無いなぁ」


ジョン:「こちらも異変無し」


フィオ:「ん、じゃあ次に行こうか」


GM:GMの仕事が……。


[エリアC−2]

ジョン:さてここは。コロコロ……4。おっ。


GM:ε-(´∀`*)ホッ

 ああ良かった、ちゃんとイベント起きた……。

 では! イベントの内容を決めます!


1.悪役令嬢  4.アンデッド(団体)

2.蛮族(団体) 5.冒険者パーティー

3.ヒロイン  6.VS人族


 という訳で誰振る?


フィオ:説明になって無い。意味は通じるけど。


ルース:待って、VS人族って何。


エイル:他も大概だけど、人族と戦うの?


ジョン:つーかコレ、データ全部用意したのか?


GM:いや、流石に全部用意したとかじゃない。大雑把な流れだけ考えて、詳細は選択されてから詰める予定。これも一人遊びならではだな。

 使われるかどうか分からないエネミーデータやギミック用意してる世のGMさんは凄いなー。


エイル:まぁ、普通はストーリーちゃんと決まってて、こんなにあやふやじゃないだろうし(-_-;)


GM:仕方ない。これくらい先が見えないようにしないと普通に小説書くのと変わらなくなるからな。

 でもそれが通用するのは最初だけで、この先はキチンとストーリー作らないとな……。


ルース:まぁ、とにかく今はイベントだ。俺振っちゃうよー。

 コロコロ……5。


GM:冒険者かぁ、出来れば悪役令嬢が良かったけどしょうがない(´・ω・`)

 続いて、


 1~3.アンデッド 4~6.蛮族


ルース:ビクッ


フィオ:コロコロ……6。蛮族だ。


GM:次。135→男 246→女


ジョン:んんっ!?


エイル:コロコロ……1。男だね。


ジョン:良く分かんないけどホッ。


GM:ほい有り難う。

 探索を続けていると、物音が聞こえて来た。爆発のような音、剣戟、怒号……戦闘の音だ。そう遠くはない。

 一応聞くけど行くよね?


フィオ:ま、異変の有無を確かめないとだからな。


エイル:だね。


GM:では、一行は音のする方へと向かった。程なくして見えてきたのは蛮族と冒険者らしき数人の人族。

 って訳でトラウマ判定どうぞー。冒険者は女の子も居るからジョンもだ。

 目標は7と9。


エイル:サニティスタンバイ?


ルース:うん、まぁ、予想出来たし。

 10。(๑•̀ㅂ•́)و✧良し!


ジョン:まさか即来るとは……10。耐えました。


エイル:良かった良かった。


GM:蛮族は計五匹。一際大柄なのが一匹、いつものゴブリンが二匹、小柄な人型の蛮族が一匹、後方でパタパタ浮いてるのが一匹。

 冒険者の方は、戦士らしき出で立ちの少年が二人、武器を手に蛮族と相対している。その後ろに三人。一人は負傷したのかぐったりとし、仲間の肩を借りてようやく立って居る状態だ。ちなみにこの負傷した子と肩を貸してる子が女の子ね。


ルース:「助けなきゃ!」ダッ


フィオ:「待ちなさい」肩ガシッ


エイル:フィオの筋力だけじゃ足りないかな? フィオの反対側からガシッ。


ルース:「えっ? なんで?」

 止められたので戻ります。


フィオ:「状況が分からないからだよ」


エイル:「ああ言う場合、明らかに劣勢で助けられたと分かってても『横槍を入れられた』『止めだけ取られた』って主張する人は居るんだよ。慎重に行かないと」

 経験者は語る。


フィオ:重い。


ルース:「それは……でも……」


ジョン:「死に掛けてるようだったら助けるさ。まだ余裕が有りそうだから二人も様子を見てるんだよ。それに、丁度いい魔法がある」

 GM、ここは戦闘してる所からどれくらいだ?


GM:んー、双方戦いに夢中な上に騒音立てまくってるから、50メートルまでは隠密無しでも気付かれず近付けます。


ジョン:十分だ。

「【ウィンドボイス】これで情報収集しよう」

 妖精魔法使う機会あって良かった。


GM:ジョンは野外に強いキャラ。全員戦闘地点から50メートルまで近付くでOK?


全員「OK」


GM:では。一行は気付かれぬ範囲まで近付き、ジョンがウィンドボイスを使うと、剣戟の他に土を踏みしめる音や荒い息遣い、蛮族の声が聞こえて来た。

「っぐぅ、クソっ、話が違うだろ! 何なんだよこいつ等!」

「同感だけど後! この場をなんとかしないと……」

「分かってるならどうにかしろよ!」

「はぁ!?」

 会話をしてるのは、どうやら前線で戦ってる戦士の一人と、負傷者に肩を貸している少女の二人だ。他の三人は余裕が無いのか、会話には加わっていない。

 二人は何度か罵倒の応酬をした後、舌打ちをして切り上げる。

「ッチ、魔法で隙を作ってみるわ! 逃げ遅れても知らないわよ! ――【ダーク・ミスト】」

 少女の詠唱の後、蛮族と少年二人の姿が濃い霧に包まれた。

「今!」

 少女の合図に少年二人が霧の中から飛び出す。それを見届ける前に少女を含めた三人も走り出す。

 と、蛮族から数メートルだけ離れた所で、会話をしていた少年が、もう一人の戦士の少年を突き飛ばした。突き飛ばされた少年は転倒する。

 それに気が付いたのか、先行していた三人が足を止め振り返る。何か言っているようだが、【ウィンドボイス】の効果範囲を外れたのか何を言ってるのかは分からない。

「振り返んな走れ! 心配すんな、お前の家族には見舞い金たっぷり払ってやるよ!」

「待っ――」

 そうこうしている間に霧が晴れた。

 肝心な場面を見ずとも、やり取りが理解出来ずとも、一人地面に這いつくばる少年と、居なくなった人族に何があったのかは蛮族にも想像付いたのだろう。蛮族達は少年を指差しゲラゲラと笑い出した。

 囮にされた少年は、疲れからから精神的ショックからかなかなか立ち上がらない。

 藪の影になりその表情は見えないが、「あ……ああ……」と呻きとも嗚咽ともつかない声だけが微かに届いた。

 そんな少年へと、蛮族はゆったりと近付いていく。


エイル:「…………」

 何かが掘り起こされて沈黙してます。


ルース:わーゲスい。

「……助けようか」


フィオ:「だな」

 ダーク・ミストってそんな使い方出来るんだなと感心してる。


ジョン:そこかよ!

「ま、助けない理由も無いな」

 ところでサイコロで男女決めてたけど……。


GM:おう、ここで置き去りにされるキャラを決めました。

 とにかく戦闘参加でいいな?

 えーと、まずは魔物知識判定やって貰おうか。


フィオ:はいよ。ゴブリンもう一回やっていい?


GM:いいぞー。


フィオ:では

 デカいの→10

 小さい人型→13

 ゴブリン→13

 後ろで飛んでるヤツ→12


GM:安定して高いな。大柄なのはボガード、こいつは知名度のみ。小柄はレッドキャップ、弱点抜いたんで命中+1。ゴブリンは今度は弱点抜いて魔法ダメージ+2。飛んでるのはグレムリン、風属性ダメージ+3。こいつは真語魔法(レベル2)を使うぞ。

 あとボガードは剣のかけら×3持ってる。


フィオ:おお、魔法を使う敵だ。


ジョン:風かー。残念ながら攻撃魔法は覚えてないや。


GM:魔法使う敵出したかった。それに前話では前衛後衛あんま関係無い戦い方だったから、その辺もちゃんとやりたくて。

 この戦闘は標準戦闘。ボガードだけサイコロ振ります。

 状況としては、今ボガードが居る場所を起点にして、その6メートル前方に少年が蹲ってる。

 ボガードの後ろ2メートルにゴブリン二匹とレッドキャップ。ボガードから10メートル後方にグレムリン、既に【飛行】している。

 フィオ達は少年の居る方向から現れる感じ。実際には三角形作る位置関係だけど、処理の都合で。


フィオ:ふむ。乱戦エリアは無い状態?


GM:今は無い。けど今現場から50メートル地点に居るからスパークは届かんぞ。


ジョン:私達はまだ気付かれてないんだな? 不意打ち出来るのでは?


GM:出来ます、つうか、それやろうかと思ってこんな配置にしてみたけど……。


エイル:何か問題が?


GM:不意打ちしようと思ってルールブックしっかり読んでみたらな。

 問題1、隠密と危険感知の比べ合いを、全員でやって成功しなきゃならん。フィオが技能持ってないから平目だし、エイルが金属鎧ペナルティで-4。


フィオ&エイル:あっ。


GM:仮に成功した所で、50メートル地点から気付かれないようジリジリ近付いて行くなら時間が掛かる。

 少年はただでさえHP少ないから……。


ジョン:その間に殺されるな。仕方ない、正面から行こう。


GM:すまん、今度からルールしっかり読み込んでから状況作るよ。

※ホントに不意打ちやるかー、と思ってここまで進めて、じゃあ細かい所確認するかとルールブックさらって初めて気付きました。間抜け過ぎる。


 その代わりっちゃあなんだが、ここから全力移動で、とかは省いて、ボガードから10メートルの地点から戦闘処理開始します。


フィオ:事前準備とか。


GM:少年の命が危うくなるが。


フィオ:チッ。しかしどうするか。

 【スパーク】使うチャンスだけど、そうすると俺は1ラウンド目は後方になる。

 そうするとルース一人では蛮族が少年に行こうとしたら阻止仕切れないからエイルに前に出て貰う事に。

 そうすると初手【フィールド・プロテクション】が使えない。長期戦になりそうな戦闘でそれは悪手だろうし……。

 …………いいや、【スパーク】は諦めよう。


GM:お? いいの?


フィオ:こだわる程でもないし。しかしなかなか日の目見ないな【スパーク】。


GM:元から後衛のみの魔法職だったら無問題だったんだけどな。


エイル:あ、そうだ。フィオ、この戦闘は魔法使いながら戦う?


フィオ:だな、そうなると思う。


エイル:ならライトメイス借りていい? 僕も【フィールド・プロテクション】打ったら前に出るし、ここまで魔法打った後やる事無かったのがちょっと……。


フィオ:そう? まぁ構わないよ。

 つライトメイス


エイル:有り難う。……このやり取りは戦闘前でいいのかな?

※武器の受け取りは主動作。


GM:まあいいよ(苦笑)


ルース:話終わった? 行ける?


フィオ:うん、こんなもんだな。行くか。


ルース:ダッと駆けて少年とボガードの間に割り込み!

「助太刀するぜ!」


フィオ:いや【フィールド・プロテクション】これからだから。それ受けてからな?


ジョン:それ以前に先制判定がまだだぞ。


ルース:失礼しました(´・ω・`)

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