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第48話:よくあるテスト前の風景3

やる気の出た巴と嵐は凄まじい勢いだった。あきらかにゆ〜ちゃんが二人に囁いてからペースが上がった。


2人の表情は…怖かった。だってニヤニヤしてんだもん…。


「ふふ。ふふふふっ」

「はははははっ」


ずっとこんな感じだ。


一方舞は苦戦していた。何故か…?


「榊原さん。ここの問題なんですけど…。」


「…そこに書いてある……。」


「あ、はい。」


こんなやり取りが続いているからだ。


ちなみに他のパターンは…


「舞さん、この…」


「ふふふふふっ。」


とか。


「嵐さん…この…」


「ははははっ。」


みたいな感じだ。


ちなみに俺が…


「舞、大丈夫か?」


「邪魔しないでデカ乳女。」


「好きででかくなったんじゃねぇ!」


となる。


勉強開始から2時間。そろそろ疲れが出てきたな…俺に…。


トントン…


「は〜い…」


扉が叩かれ返事をする俺。


「真くん、そろそろ休憩にしたら?」


入って来たのは母さんだ。まぁ、考えればゆ〜ちゃんはノックしないし、舞はここにいるからな。


「そうだな。母さん、ありがとう。」


母さんから飲み物を受け取った。飲み物の種類は様々だ。コーヒーが2つ、お茶が1つ、紅茶が1つ、ココアが1つ。


「はじめまして。あなたはコーヒーでよかった?」


母さんが榊原さんに声をかけた。そっか、2人は会うのはじめてなんだよな。


「…ありがとうございます…」


「よかったらお名前伺っていい?」


「……榊原 純です…。」


「純ちゃんね。母親の光よ。今日は来てくれてありがとう。」


そんな会話がされてる中俺は飲み物を配る。巴に紅茶、嵐にお茶、舞にココア、俺と榊原さんにコーヒーだ。


「真くんと舞ちゃんがお世話になってます。」


「…いえ、楽しませてもらってますから……。」


「そう。よかった。」


よくねぇ!楽しませてはおかしいだろ!母さんそこはながさないで!


「よかったら真くんの学校での様子教えてくれない?」


母さんが座りながらそんな事を言ってきた。いきなり何を?そんなの前から知ってるだろ?


「真くんが変わってから友達が来たのはじめてだから気になるの。」


納得した榊原さんを除く俺達。


「別に今までと変わらないよ。」


「変わって残念。」


「ランキングを塗り替えまくってるよな。」


「…猫ミミにセーラー服。どれもよかった…。」


「真くんがそんな恰好を?見てみたいわ。」


「……写真、映像どちらでも…」


「いくらかしら?」


「…写真が1枚300円。映像は1500円…。」



「買います。」


母さん!冷静になって!

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