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第47話:よくあるテスト前の風景2

新年1回目の更新です。大分間があいてしまい楽しみにしてる方(居れば)申し訳ありませんでした。今年もよろしくお願いいたします

「いよいよ始まるのね…。」


「生き残れるのか…?」


「なんで私まで…」


巴と嵐、舞が蒼白な顔をしている。ここは桂木家の真の部屋。つまり俺の部屋だ。今から勉強会が始まる。集まった5人の内3人の顔色が悪い。


「各自、自分のペースでやること。判らない所は俺が榊原さんに聞く。では、開始」


俺の号令で5人が教科書に向き合う。


「まこっちゃん!教えて!」

いきなり俺の目の前に巴の歴史の教科書が置かれる。ハヤッ!ってかなんで著名人の顔が全部変わってんだ?


「巴、早すぎだ。で、何が判らない?」


「ぶっちゃけるなら全く全部判らない。って言うよりテスト範囲はどこ?」


…予想外だ。テスト範囲を知らないとは…。


「テスト範囲はここまで。で、授業中に落書きする余裕があるなら話を聞いてくれ。」


「嵐みたいに寝るよりはマシよ。話は聞いてるから。」

「話を聞いてるだけじゃ意味がないだろ。理解しろ。」


巴にテスト範囲を教え他の人の様子を見る。舞は榊原さんに聞いてる。舞は理数が極端に弱いからな…。嵐は以外と自力で頑張ってる。普段からそうしてればいいのにな…。


「まこっちゃん。伊達政宗ってビーム出してHere we go!な人?」


ゴッ!


額が痛い…。


「巴、それは間違ってないが間違ってる。その知識は今は消してくれ。」

「だって名前同じだよ?」


「いいから忘れろ。しかもそこは範囲じゃないだろ…。」


なんで余計な知識を持ってて必要な知識を忘れる…。


バタンッ!


「みんな、頑張ってる?」


いきなり扉が開いた。そこには全員の視線を浴びるゆ〜ちゃんが立っていた。


「ゆ〜ちゃん、今、勉強中だ。なんの用だ?」


「私は、教師よ。成績が悪いと私の評価に関わるのよ。」


ゆ〜ちゃんは巴の方に向かって行った。

言ってる事は正しいけどもっとオブラートに包んで話してくれ。


「巴ちゃん、……まこと………ねがお………ふろ……6まい……。」


ゆ〜ちゃんが巴になにか囁いている。なんだ?巴の顔にやる気がみちあふれてるぞ?


「ホントですか?私、頑張ります!」


「ええ、そうして。」


巴が燃えている…。背後に炎が見えそうな位燃えている…。

そして今度は嵐の方に向かうゆ〜ちゃん。


「……おふろ………うしろ…………3………。」


そして嵐に何かを囁くゆ〜ちゃん。


「マジッスか?やります!マジでやります!」


嵐が興奮してる。ゆ〜ちゃん、巴と嵐に何を言ったんだ?

巴と嵐は普段が信じられない勢いで勉強しだした。なんか…こわいぞ…。


「じゃあ、頑張ってね。」


ゆ〜ちゃんは部屋から出ていった。


このあと俺と榊原さんは質問責めにあい自分の勉強が進まなかった。


「……2人だけずるい……。」


榊原さんはそう言っていたが意味はわからなかった

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