番外編:インタビューの風景3
次の方、お名前お願いします。
「桂木 舞です。」
学校名とクラスを
「霞ヶ崎学園の1―Cです。」
髪はショートが好きなの?
「長いと面倒で…。」
なるほど。染めたりはしない?
「そんな気ないです。面倒だから。」
家族構成言う?
「変わらないよ?父さん、母さん、姉貴と兄貴。」
真さんは兄貴ですか?
「あんなデカ乳女知らない!」
そうですか。(舞の胸を見るインタビュアー)
「何見てるんですか!」
(胸を隠す舞。)
あ、失礼。では好きなものは?
「兄貴と甘い物」
ブラコンですか?
「否定はしないよ。」
嫌いな物は?
「デカ乳女と辛い物。」
ブラコンなんですよね?
「あれは兄貴じゃないから。」
怖いものは?
「飲酒後の姉貴。」
怖いですか…
「怖いです。絡まれますから。」
最近の悩みは?
「兄貴が女になった事。嵐さんが馬鹿な事。」
「舞。嵐が馬鹿なのは最近始まった事じゃないぞ。昔からだ。」
「確かに兄貴の言う通りね…。」
「なんだ?俺扱いひどくねぇ?」
「黙ってろ!」
ゴッ!
「ギャ!」
えー、再び赤井君が沈黙しました。原因は桂木さん(真)の右肘打ちが赤井君の後頭部を捕らえた為です。
普通の人なら生死に関わります。よいこは真似しないで下さい。
「なぁ、人って宅急便で送れるのか?」
「物は試しよ。まこっちゃん、嵐をコンパクトにしてあげて。」
「はいよ。」
ゴキッ!バキッ!
えー、恐ろしい光景です。赤井君の体が畳まれて行きます…。なんかヨガでもやらない複雑な形になってます…
「よし…。何処に送る?」
「……昭和基地…。」
「閻魔大王の所。」
「エジプト。」
「噴火口はどう?」
なんだか凄い案が出てます。しかも2つ目はあっちの世界です。
今、赤井君が段ボールに入れられました!ガムテープで塞いで行くのは桂木家(3人)!すごい!密閉です!空気穴すらありません!
おっ?桂木舞さんがこちらに来ました。
「お待たせ。続きを。」
あ、はい。では何か一言お願いします。
「兄貴が兄貴になって欲しいです。」
はい。ありがとうございました。
『インタビュー予定でした赤井嵐君はクール便で送られた為取材できませんでした。
ちなみにお届け先にはラピュタと書かれていました』