第36話:よくある体育祭の風景(宝探し編9)
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俺達は森を抜け出し再びダンジョンに戻って来た。
まあ、途中には罠がたくさんあったけどそれは全部突破してきた。
皆は知ってたか?罠は解除しなくても進める方法がある事を。その方法?罠が作動した後を進めばいいんだ。一人を犠牲にしてな。
「普通なら怪我だけじゃすまないぞ!身体中がいてえ。」
無傷な俺達3人にたいし嵐はボロボロだ。あれだけ罠にかかってればそうなるだろうな。
色んな罠があったぞ。スイッチを踏むと矢が飛んでくるとか上から水が落ちてくるとか岩が転がってくるとか……。
なにはともあれ嵐が前を歩き俺達はその後ろを歩いている。
たま〜に倒れてる人が居るんだけど後で風紀委員あたりが回収するだろうからそのまま放置してる。
「もう結構の部屋をまわってるからそろそろ宝のある部屋に着くと思うんだけど…」
そう、結構な部屋をまわってまだ宝を手に入れて無い。広すぎだろ!
「まこっちゃん、また扉が見えるよ。」
巴の言う通り通路の向こうに扉が見えた。そして扉の上に看板も見える。
【宝の部屋】
確かに看板にはそう書いてある。
「嵐、頼んだ。」
俺達3人は扉から距離を置いて止まる。そして俺は嵐の背中を叩いた。
「またかよ…。まあ、行くけどさ…。」
嵐は小走りで扉に向かい扉に跳び蹴りをかます。
しかし扉は開かなかった……。
「いってぇぇぇぇ!」
足を抑えてのたうちまわる嵐。しばらくその場で転がり続けてから立ち上がり扉を見る。
「あ…、このドア押すんじゃなく引くんだ…。」
嵐がノブに手をおき軽く回しドアを引くとドアはあっさり開いた。
「「「馬鹿」」」
「ひどっ!危険を省みず頑張ったのに!」
肩を落とし落ち込む嵐。そんな所で落ち込むな。邪魔だから。
嵐を横にどかし中を見る。中は教室位の広さの部屋になっていて、台の上に小さな玉(野球ボール位)が乗っていた。
ただ玉の前になんかいるけど……。
「侵入者アリ、殲滅シマス。」
「侵入者確認。」
あ…目があっちゃった…。部屋にいたのは2体のロボット。見た目はほぼ人間見たいな感じだ。
「侵入者確認。」
あ…目があっちゃった…。部屋にいたのは2体のロボット。見た目はほぼ人間見たいな感じだ。なんでロボットってわかったか?
人間は目が赤く光らない!さらに言うならビームなんか出ないしな!