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第137話:赤井嵐の日常風景4


……………。


死ぬ…。もう無理…。


だいたい社会にでて高校で学んだ事の何割を使うってんだよ!


俺が使うと思うのは英語だけだ!何故ならUSAのお姉さんと話せるから!


後の科目はまず使わないだろ!


因みに巴は英語も出来ないんだけどな。


「天城、赤井、榊原。」


ん?我らが担任の桂木先生の天敵の藤井先生がお呼びだ。


「お前等、桂木がどこに行ったか知ってるか?」


真?真なら席で寝て…っていねえ!


「まこっちゃんならさっきそこの窓から降りていきましたよ。」


あ、そういえば窓が開いてるな。


「なんで捕まえないんだ。」


「それは乙女ですから。」


「巴!乙女って言葉の意味知ってんのか?」


「何よ。私が違うって言うの?」


「あっっっっっったりまえだろ!乙女が蹴りくれたりするかってんだよ!」


「蹴ったりしてないでしょ!」


「じゃあなんなんだ!」


「殴ってるだけよ!」


乙女じゃねえ!どっちにしろ乙女じゃねえぞ!


「赤井、天城、静かにしろ。」


おっと…藤井先生がただならぬ目でこっち見てるぜ。


『黙らないと評価0にする』


って感じの目だな。すげえ職権乱用だな。


「榊原、桂木の居場所知ってるか?」


「…知りません…。」


いやいやいやいや!そのパソコンに映ってる地図で光ってる赤い点は一体なんなんだ?それは真の位置なんじゃないか?


「本当だろうな?」


「…桂木先生に聞いて下さい…。」


「アレも逃走中だ。」


おい!『アレ』ですかい!


「だいたいアレがサボるから仕事が増えるんだよ。そもそもなんでアレの仕事を俺が手伝わないといけないんだ。そういう時の為に副担がいるんだろう。わからないですぐに聞くんじゃなくて先ずは自分で考えろってんだよ…。」


うわぁ…なんか愚痴言い出したよ。


「そもそもなんでアレをこの学校で引き受けたんだ。教師が率先して仕事をサボるのがおかしいんだ。校長もそれくらい見抜けよ。頭光らせて無いで目を光らせろってんだ。だいたいハゲの頭が毎日毎日眩しいんだよ…。」


ハゲとか言っちゃったよ。ヤバいぞ、そうとうご立腹だ。


「もういい。今から小テストやるぞ。全員教科書をしまえ。」


「「え〜〜〜〜〜〜〜っ!」」


横暴だ!八つ当たりだ!ヒドイぞ藤井ちゃん!


「煩い。文句は担任かハゲに言え。さぁ始めるぞ!」


桂木先生に文句言ったら殺されるわ!


おのれハゲ校長め!

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