表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/147

第134話:赤井嵐の日常風景


期待にそえる内容かわかりませんがご要望がありましたので書かせて頂きました。メインキャラで唯一の男の話です




ピピピピピピッ


う〜、うるさいな…。

えっと…目覚ましはどこだ…?確か枕元に置いてあるはず…。


カタッ


おっ。あったあった。うるさいからアラーム止めてっと…


よし、もう一眠りするか。


コンコンッ


「お兄ちゃ〜ん。起きてる〜?」


……………。


「お兄ちゃ〜ん。起きないと遅刻するよ〜。」


……………。ぐ〜ぐ〜…。


「お姉ちゃ〜ん。お兄ちゃんが起きないよ〜。」


タタタタタッ


ガーガー…グーグー……




「シューティングスタープレス、いっきま〜す。」


ドスンッ


「ぬぐぉ!」


「フォ〜ル!」


「ワンッ!ツーッ!ス…。」


咄嗟に肩を上げる俺。なんだ?なんなんだ?


「返されちゃった〜。」


「よしよし。お姉ちゃんがカタキを討ってあげるわ。」


「ち、ちょっと待て…。」


「あ、お兄ちゃん。おはよう。」


「あら、嵐。起きちゃったの?」


「姉ちゃん、起きなかったら何をするつもりだったんだ?」


「そうね…。ムーンサルトフットスタンプかしら。」


「やめろ…、内臓が飛び出る。」


「それはどういう意味かしら?この羽毛の様に軽い私が乗ってもなんのダメージもないでしょ?」


「何が羽毛だ。最近ちょっと増えてょぐぇ!」


み、見えない何かが顔面に…。お、おぉぉぉ…


「今、何か言った?」


「な、なんでもございません。羽毛の如く軽やかなお姉さま。」


「わかればいいのよ。わかれば。早く起きてご飯食べなさいよ。」


「う〜い。」


俺はある一ヶ所に目を向ける。


「…俺の上から降りろ。」


「なんで?い〜じゃん。」


「降りろ、おもい『で?』」


…………。


「おも『しろい?』」



「……おも『ちゃのマーチ?』」



「だから、おもい!『こんだ〜ら、試練の道を〜♪』」


こ、こいつは……


「いい加減にしろ。おも『てさんどう』んだから!降りろ!」



「…目玉焼きやるから、降りてくれ…。」


「ホント?ホントにホント?」


近い近い近い近い!


「ホントだ。だから朝飯食いに行きたいから降りてくれ。」


「わ〜い♪」


ぐっ!げふっ!


人の腹の上で飛び跳ねるな!衝撃が!衝撃がダイレクトに来るから!


「そういえば、お前はなんで俺の上にいるんだ?」


「なんでってシューティングスタープレスでだよ。」


そうかそうか…。よしよし、よーくわかったぞ。起きた時のダメージがなんなのかな…


「飯食ったら俺がお前に化粧してやろう。」


「ホントに?あれ…でもお兄ちゃんって化粧品持ってるの?」


「ああ、持ってるぞ。メンソレータムとタイガーバームをな。目の下にたっぷり塗ってやる。」


「お兄ちゃんがいじめる〜!」


ドタタタタタ!


ふぅ…ようやく静かになったな…。…って、アレ…?


うわっ!俺ので始まってるのかよ!


待て!こんなの晒すのはヤバイッて!


テイク2を希望するぞ〜〜〜……。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ