表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/15

エピソード6 全校VS俺!?〜前編〜

時は昼休み。場所は最近作られた大食堂。(生徒が増えたから作ったらしい)

今、俺はなんと…なんと!











蕎麦食ってます。はい。

ちなみに隣では見がうどん食ってる。

「中々美味いな」

「そうだね」

ずるずるー、と二人して麺をすする。うむ、平和だ。

昨日は持ってきた弁当を食われ、なおかつ先輩に追われるという最強コンボをくらったからな。もう弁当は持ってこないと誓った。自分に。

「それにしても大変だな、お前も」

見がうどんを食い終わり、話しかけてきた。

「ん?何が?」

「あの先輩だよ。夜波先輩だっけか?」

「食事中。先輩の話題は禁止」

「そんなにあの人の事嫌いか?」

う〜ん…また答えづらい質問を…。

「嫌いじゃないけど…」

確かに、嫌いじゃないけども好きか?と聞かれるとどうなんだろう?自分でも分からん。

「好きなのか?」

「どうなんだろ?分からない」

「分からないって自分の事だろ?」

「まぁいいじゃん」

俺は食い終わった食器をもって席から立った。

見もついて来た。

「そうだな」

食器を厨房のおばちゃんに渡し、大食堂を後にする。

ポイントを使うのは気に入らないけど美味いから明日もここで食おう。

「…で、そこにいるみたいだが?」

「そうなんだよねぇ。どうしようか」

「頑張れ。俺は屋上で高みの見物、とさせてもらうよ」

「…後輩。私の弁当は?」

見がそそくさと横を通って行ってしまった。

「知りませんよ。忘れて来たんでは?」

「違う。私への愛情が詰まった後輩の手作り弁当の事だ」

「弁当は作ってません。後、愛情も入ってないです」

「……そうか」

…おぅ、いつものゆらゆらとした動き。

・・・・・・来るな。

俺は逃げる準備をした。

「ならこの科学部の友人特製の新薬を飲むといい!」

今だ!先輩を飛び越えるんだ、俺!

「上!?チッ!」

ギリギリ抜けた。後は走り去るのみ!

「だぁれがそんな物飲みますか!」

一気に加速した俺は先輩を引き離す事に成功…

「今の私は弁当を作ってくれなかった後輩への怒りによってパワーアップしている。簡単に逃げれると思うなよ、後輩」

してなかったぁぁぁぁ!

「逃げ切って見せます!」

ずっと全力はさすがに疲れるからスタミナが昼休みの間持つ程度の速さで走った。

―――――――――――――――


 〜校長室〜


「監視カメラきど〜う。今度のイベントは何をしようかの。クラスの代表を決めて逃走中とかもいいかも知れんの」


――ブゥン


監視カメラが一斉に作動する。

「どれどれ…面白いことは無いかの」

校長は映像を切り替えている。

「おや、影月君か。ヒョッヒョッヒョ。先輩と鬼ごっこか」

校長は少しの間考えた。

今日はこれでいいかのー、と。

「良い事を思いついたぞ♪」

今度は違うスイッチを押し、マイクの様な物をどこからか取り出した。

―――――――――――――――


うぅおおおおお!!

今日の先輩マジでパワーアップしてるよぉぉ!

常人の限界超えてるよぉぉ!

……あ?俺?お袋と親父がアレだから常人じゃないと思うよ。自分で言ってて悲しいけどね。

「待てぇぇぇ!そして諦めて私の【ピ――】か【ポ――】になれぇぇ!」

「どっちもR18指定じゃないっすか!嫌ですよ!」


『全校生徒の諸君ー。校長じゃー。とりあえず自分の上を見てくれんかのー?』


上ぇ?何があるんだよ。

…って俺達が映ってる!?なんで?


『これからまたイベント…っていうか賭け事をしようと思う。影月君が逃げ切れるか捕まってあんな事やこんな事をされるか…。どちらかに自分のポイントを賭けるのじゃ。ポイントカードから賭けることが出来る。なお、夜波君の方に賭けた場合、影月君の妨害をすることが出来る。』


テメー校長ふざけんなぁぁぁ!!!

後ろで先輩が黒い笑み浮かべてんだよぉ!

そういう事は次回やれっつーの!


『ちなみに言うと一定数を越えた時点で5・6限がこのイベントに変わる。そういう事で応募をまっとるぞーー』


皆応募しないよな?シナイヨナ?

頼むぞー応募するなよー。


『風菜ファンクラブ一同ぉぉ!全員応募せよぉぉ!』

『おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』

『そしてあのにっくき影月狼を捕獲するのだ!!!』

『イエッサァァァァァァ!!!ボスゥゥゥ!!』


うあぁぁぁぁ!応募する気満々じゃねーかコンチクショォォォ!


『あ、そうそう伝え忘れじゃが、賭けに当たった女子は『一日狼君に命令し放題権』を抽選で一命様にプレゼントじゃぞー…おぉう、一気に女子の参加率が上昇したぞ』


全校の女性の皆さぁぁぁん!?

貴方達は鬼ですかぁぁぁ!?


『と、言うわけで。5・6限は鬼ごっこじゃぁ!!』


「ふふふ…絶対絶命じゃないか、後輩」

「チクショォォォォォォォ!!!」



狼 さぁぁぁくしゃぁぁぁ!どこ行きやがったぁぁ!?ぶっ殺ーす!

作 (あぶねーあぶねー。透明マントを親父さんから貰っといて良かったぜ。)

狼 けっ。クソッ!いないのかよ…。

作 (さぁさぁどうなるんでしょうねぇ?この鬼ごっこ。作者も楽しみです♪)


作 行ったか…。

  はい、今回も短いっすねー。申し訳ありません。

  次回は長めにする予定です。そのため、少し時間がかかるかもしれません。ですが、出来る限り早く書こうと思いますますのでどうか見捨てないでください。お願いします。

  さて、皆さんはどちらが勝つと思いますか?

  作者のこの私もまだ決めていません。何せこの小説は作者のノリと気分で出来ているからです。


…あっ!やべっ!狼くん来たっ!

そんなわけで今回はお終いデース。感想・評価、それと皆さんの賭けの予想を待ってますよぉぉぉぉ……


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ