只の哀歌
掲載日:2016/05/30
皆様お久しぶりです。
リズムが古臭かったり、漢字・かな表記がおかしなのは仕様です。
友へ。
何度俯きを直してみても。
そこにはだあれも見当たりません。
君について回ったころは。
親子の鳥の様でした。
けれども今にしてみれば。
日々のほうが鳥に似て。
あ然ぼう然すくむ間に。
羽をちらして去りました。
もどって来いと叫ぶのは。
さすがにそれは非道いので。
いつものうたを流しては。
そこへ言葉をまぜるのです。
半分いないわたくしは。
お馬鹿に成ってしまいました。
たんぽぽの黄もたねの緋も。
見るにたえない白なのです。
今でも一つそらの下。
君が在ること知ってます。
それで却ってわたくしは。
雲を噛みたくなるのです。
ディジタル越しのやさしさは。
白きを徐々に染めあげて。
やっと一寸さきの闇を。
てらす革靴できました。
何度空き家をたずねてみても。
そこにはだあれも見当たりません。
またあえる日のそのために。
色の違いを覚えましょう。
腕ずもうなどしたときの。
ぬくいあの手をおぼえてますが。
しばらくひとりで歩きます。
おたよりならば待ってます。
つらいのならばうたを聴き。
たまの晴れ間にそらを見て。
いつか、
も一度鳥をつかまえて。
変わらぬおなまえ付けましょう。
友よ。
或る一人の親愛なる友に捧ぐ。




