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只の哀歌

作者: サブ麻酔

皆様お久しぶりです。

リズムが古臭かったり、漢字・かな表記がおかしなのは仕様です。

友へ。


何度俯きを直してみても。

そこにはだあれも見当たりません。

君について回ったころは。

親子の鳥の様でした。


けれども今にしてみれば。

日々のほうが鳥に似て。

あ然ぼう然すくむ間に。

羽をちらして去りました。


もどって来いと叫ぶのは。

さすがにそれは非道いので。

いつものうたを流しては。

そこへ言葉をまぜるのです。


半分いないわたくしは。

お馬鹿に成ってしまいました。

たんぽぽの黄もたねの緋も。

見るにたえない白なのです。


今でも一つそらの下。

君が在ること知ってます。

それで却ってわたくしは。

雲を噛みたくなるのです。


ディジタル越しのやさしさは。

白きを徐々に染めあげて。

やっと一寸さきの闇を。

てらす革靴できました。


何度空き家をたずねてみても。

そこにはだあれも見当たりません。

またあえる日のそのために。

色の違いを覚えましょう。


腕ずもうなどしたときの。

ぬくいあの手をおぼえてますが。

しばらくひとりで歩きます。

おたよりならば待ってます。


つらいのならばうたを聴き。

たまの晴れ間にそらを見て。


いつか、


も一度鳥をつかまえて。

変わらぬおなまえ付けましょう。


友よ。

或る一人の親愛なる友に捧ぐ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最近、鳥ってかわいいな、って思い出して来ていたのです。花鳥風月、ってヤツですね。ええ、たとえ嫌われ者のカラスですら。単体でチョッ、チョッと、生ゴミの中から己の希望する食物を取り出さん、とし…
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