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十二神物語  作者: 絵瑠座
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二章~ゼウスの決断

十二神の長である、ゼウスは考えた。


この先、何億年後もこういった災害が必ず起きる。

それを乗り越えるには、高い知脳が必要だ。


ゼウスが出した結論は、

その時代最も知力が高かった動物「猿」の遺伝子と、神の血を混ぜ新たな生命体を造りだことだ。


そうして出来た、生命体が我々「人間」なのだ。

神の血を引いた猿達は、言葉・字・技術を蓄え進化していった。


その中には、神々の血をそのまま引き継いだ者達が居た・・・


ゼウスの決断から一億年後、の2012年春先。


発展した大都市「東京」のレンガ作りの歩道を、茶色と黒のブレザーを羽織った、一人の青年が歩いていた。


彼の名は、海渡利 佳和。

「神之坂高等学校」に通う十八歳である。


彼は少し人とは違う。


彼は、十二神の一人「ポセイドン」の血を引いている。

神の血をそのまま引き継いだ者達は、古代から今の記憶を全て覚えている。

そのため、彼らは自分がどういう者か把握している。


小鳥を目で追いながら歩いていると、後ろから


「おはよう!佳和!」と、朝から甲高い声で話しかけられた。

挿絵(By みてみん)


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