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憂愁戀愛物語  作者: 捺魅
第1章 始まりの・・・
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咲良の決意


その後、桜は一時間ぐらい今までたまっていたことをぶちまけた。

自動販売機で水を買って桜に飲ませると、随分と落ち着いてきたようだ。


「あのさ、桜・・・、俺が代わりにお前の中学校通おうと思うんだ・・・」

「え?」

「咲良じゃなくて、桜のふりをして、桜として過ごすんだ」

「え?・・・え!?」


いきなりのことで、桜は驚きを隠せない様子。


桜と俺は、ほぼエスカレート式の幼稚園に入園した。

俺はそのまま小学校に通えたけど、中学校の試験で落ちてしまったた。

エスカレートでも、試験はある。

桜は入院のせいで、小学校に通えず、卒業証書ももらってない。

まず、小学校に入学できていないため、頭はあってもエスカレート式ではあがれない。

けれど、一般入試で合格できるほど賢いわけじゃない。


それでも、病気ということもあって、桜だけ特別枠で試験を受けることが出来たのだ。

なのに、今回こんな状況に陥ってしまって、また入学が出来ない。


「俺は、桜に卒業証書を渡したいんだ・・・」


でも、そんなこと桜が納得するわけはなく。


「駄目だよ! お兄ちゃん、中学決まってるじゃん!」

「休むよ。休んでも入学してしまえば、そのまま卒業出来る」








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