5話 裏姫天気模様
「うぃーっす」
「こんちはー」
がちゃりと音をたててドアを開けた二人の男は、入って来るなり気怠そうに声を上げた。
部室の中には二人ほど人がいたが、その片方−−巫剣さんは振り向く所か、反応さえしなかった。
もう片方−−副部長さんは、こちらに振り向きニコッと微笑む。
萌えー
「はい〜、こんにちは〜」
副部長さんの笑顔&間延びしたおっとりう゛ぉいすに、内心ドキドキしながらも、入って来た男二人こと、俺と白崎は平常心を装って副部長さんに言葉を返す。
「えー、本日御日柄も良く、た、た、た、体調もももももも」
「完全テンパってんじゃねぇか……」
だって!だって!副部長さんだよっ!?
「つつつつつつつつ!!」
「解った、解ったから落ち着け」
くそっ白崎のくせに馬鹿にしやがって!
「くそっ白崎のくせに馬鹿にしやがって!」
「思考がだだもれだ!」
白崎と不毛なやり取りをしていたせいで、副部長さんが「お茶煎れますね〜」と言ってポットを取りに行ってしまった。
仕方ないので、各々席に着き今日の活動について、まとめる事にする。
「あー疲れたー」
思わずこの言葉が出るほど疲れていたらしく、席に座った途端、疲れがどっと出てきた。
「もはやこれは、お使いレベルだと思うんだよなぁ」
それについては俺も同意見だ。だが実際問題、報酬はきちんと貰っているんだし、それについて何か不満があるわけじゃあないから、何とも言えないんだよなぁ
「まぁ、愚痴を言ってても始まんねぇよ。さっさとまとめようぜ」
どうやら、白崎も同じ考えに至ったよだ、特に文句を言う事もなく頷いた。
=SEISYUN=
副部長さんの煎れてくれたお茶を飲みつつ、仕事内容をまとめていると、ふとある事に気が付いた。
「そういえば、最近部長と猫先輩見ないなぁ」
「あー、それ俺も思ってた」
あり?白崎も知らないのか………?
まぁ、学年も違うし、当たり前っちゃ当たり前か。
「副部長さん、何か知ってます?」
俺がそう言うと副部長さんは、ちょっと困った顔をしたが、すぐにまたおっとりとした表情に戻しいつもどうりに話してくれた。
「え〜っと〜ですね〜………その〜Dクエスト〜なんですよ〜?」
「「は?」」
目が点
「だ、だから〜Dクエストなんです〜!」
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
「副部長さん萌えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
怒った顔も可愛えぇよ副部長さん!
「えと〜あの〜?」
「反応が圧倒的にちげぇだろ黒兎てめぇ!!」
「その〜」
「今一番正直に思った感想だよこの野郎!!」
「あの〜………」
「てめぇの脳味噌腐ってんじゃねぇのか、あぁ!?」
「…………」
「あんだとてめぇ!言うに事欠いて副部「てめぇら少し黙ってろ!!!!」」
「「はい!」」
裏副部長さん降臨
うわー眼が怖ー、睨むだけで人を殺せるよあれー
「そこに正座」
「「はい………」」
「はぁ、良いですか〜?」
憂いたため息をつき(憂い顔も可愛えぇよ副部長さん!)もとの表情にもどった副部長さんが説明を始めてくださった。
「ちょうどですね〜五日くらい前に〜、本部からですね〜依頼が来たんですよ〜」
「本部からですか!?」
白崎が驚きの声を上げた。かく言う俺もびっくりだ、本部からの依頼なんてそう来るもんじゃない。
「と、そろそろ話について来れなくなったと思わわれます読者皆様方、ここでいろいろ説明を入れたいと思います、しかし、少々長くなるのと、大体予想できんじゃね?といった理由から、説明形式を少し特殊にしたいと思います」
「うわっ!?いきなりどうした巫剣!?誰に向かって喋ってんだ?」
「まずですね〜、はっ!こんな設定大体読めてんだよ!長々しい話なんざ聞いてられっか!と言う方は〜次回更新の説明を〜省いて読んでくださいね〜、次話にて簡単な説明を入れさせていただきますので〜」
「え!?姫宮先輩まで!?何!?何なの!?なぁ黒兎、二人ともどうしちゃったん「んでもって、長い文章大歓迎♪なんて言うドM………もとい暇な方は、一読よろしくお願いします。」お前もかっ!!お前もなのか黒兎ぉぉぉぉぉぉ!!」
「「「それでは、今回はここまで!」」」
「ねぇ!三人とも俺の話聞いてる!?」
「「「ばいばーい!!」」」
「ねえってばあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」