14話 SASUKEの真髄
お、遅くなりましたぁぁぁぁ
すいません二ヶ月ぶりくらいですかね……
何と言うかスランプです。
次回も必ず更新するつもりですが、遅くなりそうですorz
「浅野……」
目の前にいる浅野を睨む。相変わらず気配を感じさせずに背後をとるのが上手い奴だ。俺とした事がすっかり油断してたぜ。
「まだまだ甘いな黒兎ぉ」
浅野は動かず、俺から目を離さない。俺も動くに動けない状況だ……
緊迫した雰囲気を醸し出すこの空間。はたから見たら、何か異様でオーラ的ななものを放出しているようにも見える。
だがしかしっ!
俺達は大事な事を忘れている。
これ……バスケ(仮)ですよね……
俺はちらっと、取りこぼしたボールの転がっていった方に目を向る。
「………………」
勿論ボールは無い。
んで現在ボールがある方へ目を向ける。
「へい! 白崎パス!」
「うぉぉぉぉぉぉぃ!! 今本気で投げたろ! しかも顔狙ってぇぇぇぇぇ!!」
「ちっ……」
……盛り上がってんなー。うわー楽しそー。なして俺はこんな所で、目の前のアホと睨みあってなあかんのやろ……
正直もうあきた。いい加減にせいって感じだ。じゃあどうする?隙を見て逃げるにも、隙なんて無いし。
となると、まぁしゃーなしか。こうなったら強行突破あるのみ。
有言実行。腰を落としいつでも走れるよう身構える。
「浅野…… 見せてやるよ、俺の秘奥義をぉぉぉぉぉぉ!!」
そう叫び走りだす。あとから考えてみれば、この時の俺は何処かおかしかった。ただの痛い人だった。やっちまったなぁ、とか思っても、既にむかしむかしの話だった。
まぁ、そんな未来の事を今嘆いていても仕方がない。とにかく俺の発言(痛いわぁ)によって動き始めた浅野をどうにかせねば。どうにかって、秘奥義じゃないの? とかそんな野暮な事は聴かないように。そんな厨二痛い設定、俺にはない。しかし、秘奥義言っちゃたよ、やっちゃったよ。あらまぁ大変、これでは秘奥義(笑)を繰り出すしかないじゃない。何か浅野も期待してるし、目ぇ輝いちゃってるし。一先ず、この突進中に何か考えねば。
俺が頑張って知恵をひりだしている間にも、どんどん浅野との距離は縮まっていく。仕方ないので減速。
くそ! 何かないのか秘奥義! 誰でもいいよ、誰か俺に秘奥義を伝授してくれ! え? なに? 修業が必要? んなもんレンタルで十分だバカヤロー! 3分で返却してやる。貸し出し禁止? んなら、最初から言うんじゃねーよ! あーもう! キーンとか言って突っ込もうか? 著作権? 気にすんな! ダメ絶対? なら仕方ない。もはや俺の走るスピードはベイビーのよちよちより遅いZE☆ あーもうどうすんだよ! あーもうあーもうあーもうあーもうあーもうあーもうあーもうあーもう!! こうなったらっ!
浅野の目の前に来た瞬間、スピードをあげ再加速。
「食らえ浅野ぉぉぉぉぉぉ!! 達苦留っ!!」
ぼす……
「………………」
「………………」
はい、まぁ…… かっこよく言ってみた所で所詮ただの体当たり、確かに体当たりだって立派な打撃かもしれない、ポケ○ンにだってある有名な技だ。だがしかし、目と鼻の先30cm程度の助走距離じゃあ大したダメージなど出るわけがない。結果……
「捕獲完了」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
捕まりますた。
もう諦めるかな……
=SEISYUN=
「何やってんの、あいつら……」
周りを飛び交うボールを意識しつつ、遠く離れた阿呆二人を眺める。何故かは知らないが睨みあったまま動かず、異様なオーラを纏っていた。
あーそこのちみ達ぃ、今はバスケ(仮)中ですよー
「へい! 白崎パス!」
ひゅっ、と目の前を高速で通り過ぎていくボール。
危ねー!危ねーよ!死ぬ所だったよ!
「うぉぉぉぉぉぉぃ!! 今本気で投げたろ! しかも顔狙ってぇぇぇぇぇ!!」
パスをまわした相手の方へ顔を向けると、明らかな殺意をもってこちらを睨みつけていた。
「ちっ……」
な、なんて露骨な……
あまり人の事を言えないような気がするが、そこは勘弁。
一先ず俺にも前科があるので、ここでの仕返しはやめておこう。
周りを見回し、ボールを確認する。
「っしゃぁ行くぜぃ!」
ボールは荒城か…… よし! あいつなら殺れる!
ターゲットを絞ると周りの観客に混じり、荒城に近づく。幸い、荒城はコートの端っこにいる。どうやら見方チームに阻まれて動けないらしい。
どんだけ裏切られてんだお前は……
しかし、今は好都合! 気付かれないように観客のなかを移動していき、遂に荒城の背後にたどりついた。
アタックチャーンス!
「くそ! お前らじゃま…………っは!?」
どうやら気付かれたらしい。だが時既に1秒くらい遅し!
「覚悟!!」
狙うは、貴様の股間の付属物だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「しらさk!!」
ゴールデンボールの消失。
荒城は倒れた。
「「うわぁ……」」
荒城の死に様をみた敵チームの裏切り物(敵の敵が味方だとは限らない)は自信のそれをも潰された錯覚に捕われ、余りの恐怖に逃げ出した。
南~無~
「うっし行くか!」
荒城が取りこぼしたボールを拾い、相手ゴールに向かって走り出す。勿論ボールの持ち方は(ry
妨害してくる奴ら(味方? なにそれ美味しいの?)を薙ぎ倒し、遂にゴールの下までたどり着く。
よし、このままレイアップだ!
地面を強く蹴り高く飛び上がる。
「この勝負俺の勝ちだぁ!」
勝ちを悟った瞬間だった。
「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
が、しかし。
あららー 何か視界が傾いて行くよー そして腹部に激痛がっ!!
ボールはというと、俺の手から離れ、あらぬ方向に……
一体何が?
腹部の痛みの元へ視線を向けると……
「ざ・ま・あ」
なんで……なんでお前は、シュートをしている人間に、跳び蹴りをかましてんだよ黒兎ぉぉぉぉぉぉ!!!!
あぁ、地面が遠いいや……
続くの?