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12話 表現価値




こ、今回は少ないかもですっ





 個性。

 今のこの時代、個性の表現方法など色々あると俺は思う。服装しかり、性格しかり、信仰しかり、等など、数えきれない程あるだろう。

 そんな数ある個性表現の中で今回俺が言いたいのは、髪型だ。

 何故こんな事を今回に限って言わにゃならないか………

 端的に言うと−−


 白崎が髪型を変えた。


 大いにビックリだ。小説キャラクターの癖に個性が安定しない。実に不安定だ。

 と、言う訳で今日の議題はキャラの個性です。


「第四回放課後会議!in図書室!」


 わーわーパチパチ

 拍手の音が図書室内で虚しく響く。

 現在放課後の神栄学園図書室内に、とある男子達が円卓を囲んでいる。そして何故かその男達は、皆一様に『かお○し』のような仮面を付けていた。かなり不気味である。


「司会進行はこのワタクシ、会員NO.002。アラーキが務めます」


 そう言って坊主頭の男が一礼する。

 アラーキと名乗った男は円卓を囲う一同を見回すと、おもむろに話を切り出した。


「それでは、意見を出してください。今回の主題は『個性』についてです」


 そう言ってアラーキは、ちらりと後ろに視線を向ける。それに続くように、皆も視線をアラーキの後方へ向けた。

 そこには白崎が、白目の状態で椅子に縛り付けられていた。なんと哀れな………

 そんな中、一人の男が手を挙げた。アラーキはその男に発言権を許す。

 許しを得た赤い髪の毛の男が意見をだした。


「髪型の変更は、キャラクターの設定上いけないと思います!」


 その発言に皆一様に頷く、どうやら皆意見は一緒という事らしい。かく言う俺もこの意見には賛成だ。

 皆の意見が固まったのを見計らい、アラーキが場をまとめる。


「ではアーサノの意見に賛成の方は挙手をお願いします」


 俺は賛成の意を示すため、手を挙げる、それに続き周りも手を挙げていく。

 最終的に全員が賛成となった。


「それでは、会員NO.004。アーサノの意見は正統という事となりました」


 アラーキがそう言うとパチパチと拍手が鳴り響いた。

 白崎は何故か今頃になって大幅なイメチェンをしてきた。なんかもう、デュラ○ラ!!の折原○也さんみたいになってる。

 そしてそれからも会議は続いた。最終的には白崎には然るべき罰が必要という事となり、その日はお開きとなった。まさに罪と罰というやつだ。

 そう言えば何か忘れているような………、まぁいっか。

 それでは皆様この辺で。





 翌日、図書室を開けた図書委員によって椅子に縛り付けられた白崎が発見されたそうな。


 ……………………

 忘・れ・て・た。てへっ♪



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