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ヨロズブ  作者: 有氏ゆず
第十三話 女神登場!なんだが
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13-6





「というか私、2人のお名前も知らないんです。教えて貰っても?」


……ああ。そういえば名乗っていなかったな。見た目が会長そっくりだから、こっちのことを知っている前提で話を進めてしまっていたが、良く考えれば俺達は初対面なのである。


「……神凪古、です」

「わ、我は氷室影羅……!」

「いや、お前は山田だろ」

「山田ではない!!」

「古さんと、影羅さんですね!よろしくお願いします♪」


アキさんは騙されやすい性格なのかもしれない。偽名の方の《氷室影羅》の方を信じ込んでしまったようだ。


「は、初めて我の真名(マナ)を……!」


一方で山田は、初めて影羅の方で呼ばれたらしく、偉く感激していた。

……まあ、本気でアレが本名だと思っているのはどうかと思うので、訂正しておいてやるか……。




「分かってると思いますけど、氷室影羅は偽名で、本名は山田」

「コ、コサキ!余計なことは言わなくて良いのだよ!」

「いや、だってちゃんと本名を教えとかないと」

「……古さん」


俺が言い終わる前にアキさんが口を挟む。


「私、名前なんて大して意味が無いと思うんです。ただ呼び名が無いと不便だから……その程度の存在だと思うんですよ」

「…………」

「だから彼は山田さんにも影羅さんにもなれます。私だって本当は……」








……そこでアキさんは不自然に言葉を打ち切る。


しかしすぐに取り繕うように笑顔を見せ、続けた。








「……まあ、私は影羅さんと呼びたいので、そう呼ぶだけですよ」

「アキさん……!やはり貴方は我の女神(ミューズ)……!」

「あ、薬用石鹸は嫌ですよ?」


一瞬見せた不自然な間が気になるところだが、あまり触れない方が良さそうだな。山田も呼んでもらえて嬉しそうだし。




「……そういえば、2人はどうしてここに?」

「それは……」


そうだ。俺達は部活として備品の買い出しに来ていたんだった。色々あって頭から飛んでしまっていたが。


かくかくしかじか。

俺はアキさんにここに来るまでの経緯を説明するのであった……。





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