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ヨロズブ  作者: 有氏ゆず
第二話 変な部活に入部させられたんだが
10/251

2-3





「……っ!」


俺は顔面から地面に倒れ込む。

誰かに思い切り背中を蹴られたのだ。多分、ヤクザキックで。


「俺の姉さんに!手を出すな!!」


上から降ってきた声に振り返ると、そこには身長が恐らく(目測だが)190近くであるであろう細身の男が俺を睨みつけている。


「ってえ、いきなり何を……!」

「うるさい!姉さんから離れろ!」


言いながら男は再度俺に蹴りをかましてきた。

流石に何度も喰らってられないので、横に転がって避ける。


しかし、俺が避けると楪が巻き込まれることを、俺は忘れていた。




「……楪!」

「しまった!姉さ……!」

「こらー!ひかちゃん!ダメ……でしょ!」


楪は男の足を掴み……そのまま投げ飛ばした。


「……はぁ!?」


物凄く細身とはいえ推定190cmの大男を小柄の女が投げ飛ばした、だと?

一体俺の目の前で何が起こっているのだろうか。




「…………………」


楪に投げ飛ばされた男は投げ飛ばされた体勢のまま、ピクリとも動かない。


「……大丈夫か?」

「だいじょーぶだよ!ひかちゃんは強い子だもん、ね!」


いや、これは強い子とかそういう問題では無いような気もするが……。


「はい!俺は強い子なので大丈夫です!」


……どうやら強い子なので大丈夫らしい。




「ごめんね、サキ。ひかちゃんはぼくの弟なんだ」


弟。相当でかい弟だな。

楪が推定150前後だろうから、40cmくらい身長差がある姉弟なのか。


「姉さん!こんな奴に謝らなくて良いです!」

「こら!ほんとはひかちゃんもちゃんと謝らなきゃいけないんだよ?人のことを蹴っちゃダメだっていうのは、分かるよね?」

「………………………スミマセンデシタ」


楪弟から非常に心のこもっていない謝罪を頂いた。非常に嬉しくないし、非常に可愛くない弟だなと思った。




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