エリクサーは国宝です
3日後
家を出て体を動かす
「よし回復 後は右腕だな」レン
「体は回復したのか」剣聖
「おかげさまで寝ていてもおいしい食事が食べれましたので」レン
この3日間食事を運んでくれたブラウンに介護してもらっていた
口を開けば食事を食べさせてくれる 排泄したら取り替えてくれる 2時間に1度は体の向きを変えてくれる 療養に専念できた
剣聖の左足はまだ回復していないようで片足で松葉杖を使っている
「この足と体の不調はまだ治らないけどどうしてかな」剣聖
「俺の技はスキルを反発するから当分治らないですよ 今から渡すものを飲めば早まるかも」レン
『クロ泉の水をアカに移して アカは水をポーション容器に入れて2本出して残りはクロに戻して』
アイテムボックスから2本のポーションが出てくる
最初に訓練した洞窟から持ってきた泉の水だ
剣聖に1本渡して飲むようにジェスチャーする
残りの1本は俺が飲むと右手がムクムクと生えた
剣聖は右手が生えたのを見てから飲む
剣聖は数秒体に強い痛みを感じたがその後体の全快と左足が生えた。
剣聖は松葉杖を放り出して左足の調子を確かめる
「なんのポーションかな」剣聖
ポーションにも種類がありヒールポーションでは怪我は治るが再生の力は無い 欠損した部分を再生するにはリカバリーポーションという違うポーションになる
ポーションの等級は怪我の重度や欠損部の再生速度などの違いで最高級のヒールポーションを使っても欠損部は治らない
魔法も同じでヒールと、リカバリーの2種類がある。
「確か命の水やエリクサーなんて呼ばれているものですよ」レン
「ふーん エリクサーかそれなら納得だよ エリ エリクサー 国宝じゃないかなんでお前が持っているんだ」剣聖
「主様素が出ていますよ」ブラウン
「しかしエリクサーを飲んで痛みを感じたが」剣聖
「それは俺のスキルを反発する攻撃の残滓がエリクサーの治療を邪魔しようとしたからですよ 攻撃直後に飲んでも効かないと思いますよ 数日たって残滓が少なくなったからエリクサーが残滓を飲み込んだんで効いたんです」レン
剣聖もレンも独自で運動を始める
1時間位無言で体を動かしてからブラウンに軽食の用意をさせる
「さてレン僕にどんな話があるんだい」剣聖
「取り立てて話す意味はないがこの街の教会でお祈りした時に預言神なんてものにあったんだ少し込み入るけど聴くかい」レン
ブラウンが食事を持ってきてテーブルに座って話すことにした
「ウロボロスって組織知ってる」レン
「はじめて聞くな」剣聖
「ソマリ王国のサイエン地方のダンジョンで冒険者狩りをしていた組織で簡単に言うとコインに負の感情を溜めて解放すると異界の魔王を召喚するらしい」レン
「魔王を召喚する者か」剣聖
「ミリファセイの会った時言われたのは前回剣聖と剣帝で倒した魔王は第6位階、今回召喚される魔王は第2位階らしく復活すると逆立ちしても勝てないらしい」レン
「こんなコインを持っている連中で俺の予想では国の中枢に入り込んでいる可能性すらある」レン
ピン 取って置いたウロボロスコインを投げ渡す
「気味が悪いな」剣聖
「周りの蛇の模様が時々脈動するからな」レン
「だがどうして私に話したんだい」剣聖
「国の中枢に入り込んでいるって話しただろ 俺じゃどうすることも出来ない 国なら手っ取り早く負の感情を簡単に集める方法があるだろう」レン
「なんだい」剣聖
「戦争だよ まあ重税とかで民を苦しめる方法もあるけど数万の人間が持つ負の感情を一気に集め 回収するのが簡単なのが戦争だからな」レン
「まあ 心の片隅にでも留めて置いてくれればいいさ」レン
「今回の反乱も」剣聖
「あ~それは無い あっちの司令官が馬鹿だっただけ」レン
「だけど弱かった兵士がいきなり強くなったり、過度の出世をしたり、貧乏な貴族だったのに急に羽振りが良くなったりしたら調べたほうがいいかもしれないな そのコインはあげるよ 負の感情を取り込まないように封印はしといたから」レン
「さあ皆が待っている帰ろうか」レン
「3分しかたってないんだ軽食を済ませてから帰ってもいいだろうせっかくブラウンが作ってくれたんだ」剣聖




