サイエントーラ攻防戦8
西門
ドン、ドンという爆音の中老兵は大声で指揮を執っていた
「動けない奴にかまうな、動いている者を狙え」
本体から分散した3000の軍隊に始めは全軍萎縮していたが今では一生懸命に戦っている
大型の破城槌は車輪が壊れて道を塞ぎ、人力の破城槌は着く前に地面が爆破して足が無くなって喚いている
一人が動けなくなると平時でもそれを助けるのに3人の人手が必要だが戦場では5人6人と人手が必要になる
西門には100人以上の敵兵が生きたまま横たわっている。
助けに行っても矢が飛んできて被害が拡大するので部隊長はすぐに助けるのを中止して壊れた破城槌に縄をかけて引きずりながら片づけをしている。
どうなっているのか分からないがとりあえずは第1陣は食い止めたかと心で思いながら老兵は戦場を見ている。
東門
バルザックが怒鳴っている
「うるさいこの爆音と光を何とかしろ指揮が出来ないじゃないか、とりあえず向かってきたら矢を撃て」
敵味方共に光と音で目がくらみ気絶している。
「何がちょっと光って音がなるだけだこっちも半数が気絶してるじゃないかあのヤロウ」
こちらの敵軍はすぐに止まった
破城槌は無事だが運搬兵が気絶し障害物と化しており、敵兵も気絶者が続出したり眼がやられてウロウロしている者も居るそして又踏み今度は気絶する
助けようにも半数以上が1次的な失明や平衡感覚が狂わされてまともに歩けない状態である。
初めから兵の士気が下がっていたが今回の戦いで戦意がなくなっているのを部隊長は感じていた。
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戦争開始12時間前
「よし北門はこれで終了だな」
老兵と様子を見に来たバルザックは神妙な顔をしている
2人には明日の事を説明する
「敵がバカでない限り明日は北門だけでなく東西または南の門も攻撃されるそこでこれから俺は東西の門に仕掛けをする
まず東門は城壁に隠れて耳を塞ぎ、目を閉じて音がやんでから攻撃しろそれまでは絶対に姿を現すな
ちょっと光って音がなるだけの目くらましだから
次に西門は走ってきた奴の足元が爆発するから動いている奴だけを集中的に狙え、倒れている奴を狙う必要は無い
以上質問はないな解散」
「おいおいおい何がなんだか分からないぞ」
「明日を楽しみにしておけスタン・グレネードと地雷を見せてやる」
睡眠学習で作った魔法スタン・グレネードもどきと、気功弾の応用地雷もどきを設置しに東門に向かう




