魔法を使わず時間を止める
翌日の朝ギルドに行くとリーナさんに呼ばれて2階の会議室に連れて行かれた。
今から禿と商会長の話があるので立ち会いを求められる。
リーナさん曰く4つの選択肢があるらしい
1 商会長に依頼内容の変更で料金をアップして買い取ってもらう。
2 依頼失敗にしてギルドのほうで競売にかける。
(ギルドの競売にかけると手数料1割と依頼失敗のペナルティー報酬の1割が
あるが引いてもかなりの金額が残るらしい。)
3 もう1度依頼を受けて通常種の糸を採取して、
今回の糸は別に買い取ってもらう
4 面倒なので依頼をキャンセルして糸を納品しない
今回はリーナさんがずっといたのでこのまま会議室にいた。
逃げないよ いやホント
少ししてドアが開き禿と眼鏡の中年が入ってきた。
禿が眼鏡の中年を自分に紹介してきた。
眼鏡の中年はカリオネン商会のカリオネンさんで1代で商会を立ち上げ大きくした
人らしく丁寧な物腰で「カリオネンです。あなたがレンさんですね」と手を出して
きた。
「レンです」と握手する。
「鑑定されています、自動でレジストします」アカが念話してきた。
レジストされて見えていないはずなのに笑顔を絶やさず話し出した
「まだ小さいのにしっかりされているそれで急な用件とは何でしょうか」
禿が席を進め事の事情を説明して行き糸も持ってきて鑑定してもらう。
カリオネンさんは一瞬難しい顔をしたが糸には興味があるようで何度も
見て触っている。
いきなり「11倍の報酬を払いましょう」と言われ、もちろん依頼は失敗
していない方向でしかし俺の方を見て追加でもう1つ同じ物を用意して
欲しいといわれる。
禿と、リーナさんが難しい顔をして俺のほうに断れと顔で訴えている。
「ギルドに申請してください」
「もちろんさせてもらいますが他の冒険者はダンジョンに行き受けて
くださらないので、ここで確証を貰いたいんです。レンさんに行って
もらいたいのです」
「指名依頼でしたらお受けしますレーナさんすぐに受理してください」
禿はうなだれ、レーナさんはやれやれといった顔をして依頼書を受理
自分が受けたように処理した。
処理が終わったのを見てドアを出て収納から糸を出して入っていく
「終わりました」と変異種の糸をカリオネンさんの前に置く。
全員の目が点になり時間が止まった。




