表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者と魔王の交換日記  作者: R.M
勇者in魔王な一週間
6/7

勇者in魔王5

城下町の前に魔族の軍勢が並ぶ


壮観な景色だ敵側の魔族は2000ほどはいるだろう


対するこちらの戦力は3人 


私とゼル、そして魔王であるダイチ様だ


別に今の魔王城に兵士がいないわけではない


今回はダイチ様が一人でやると言ったために最低限の護衛である私とゼルが念のためについているに過ぎない


正直に言おう


ダイチ様は強い


魔族皆でかかっても平然と全てを返り討ちになさるだろう


今回奴等が攻めてきたのだって


弱っている魔王なら数で押し潰せば勝てる


とでも考えたのに違いあるまい


バカなやつらだ


と戦いが始まった


奴等は先手必勝とばかりに攻めてくる


ダイチ様の戦いかたを知っているはずなのに


付加エンチャントダウン」


まぁ、ダイチ様の戦いかたを知っているからこそ特効できると言うものか


ダイチ様の回りに浮いている魔弾がそれぞれ敵を狙って発射されていく


当たった敵は力のほとんどを失いその場で倒れ付した


これがダイチ様の・・・・


魔族の中でも「無血の魔王」と呼ばれている魔王の戦いかた


ダイチ様の持つオリジナルスキルである「付加エンチャント」を使い、極限までレベルをあげたダウンで相手の行動を封じることで戦いを終わらせる


ダイチ様の立った戦場には死体一つ発生しないことからこの名前で呼ばれるようになった


敵全てを動けなくしたあとダイチ様は


「さてと、今回来ているという前魔王の娘って誰かな?まさかとは思うけどフィリアじゃないだろうし・・・・」


フィリアとは前魔王がこの地を納めていたときにダイチ様と一緒にいた魔族の女だ


本当は親に従いたくは無かったのだが「隷属の紋」によって渋々従わさせられていたのだ


そのフィリアが来ているのだとしたらかなり可愛そうだと私でも思ってしまう


「ダイ・・・・チ」


案の定来ていたのはフィリアだった


全く、あのくそ元魔王は相変わらずの鬼畜やろうだ


「大丈夫か?フィリア・・・・相変わらず隷属させられているみたいだな・・・」


ダイチ様が少し悲しそうな顔をする


フィリアはダイチ様にとってこの世界に来てからの初めての友人だ


だからそんな彼女がこんな状態になっているなんて耐えられないものがあるのだろう


「ここに優花がいてくれれば・・・」


「ん?呼んだ?」


その声に後ろを振り返るとそこには優花・・・・勇者の姿なので確証は持てないが・・と一人の少女がいた


確か優花の仲間の魔法使いだったとおもう


「おっ、ちょうど良いところに来た。ちょっとこの子に浄化かけてくれないか?」


ダイチ様の言葉に優花は少し考えた後


「わかったわ・・どうやら少し助けてもらってたみたいだしそれくらいはしてあげる」


とフィリアに浄化をかけてくれた


ちなみに浄化とは魔族などを葬るものだと思われがちだが、実は契約などを消し去る目的で使われる物だ


というより魔族が浄化の魔法一発で死んでしまうならば今頃魔族は滅んでいることだろう


「さてと、フィリア。これで隷属は溶けたわけだけどどうする?」


ダイチ様のお言葉にフィリアは


「私もダイチ様のお側においてほしいですわ」


と言い、ダイチ様も頷く


ちなみにこの間ピクリとも動けない魔族たちは放置である


こうして私たち魔族に起こった危機は危なげなく回避されたのだった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ