勇者in魔王2
マイさんに言われて一応入れ替わってからの日記をつけることにする
マイさんの話では大地は毎日つけていたらしい
読んでみたいと言ったが却下された
まぁ、日記はいつか大地に頼んで見せてもらうこととして
私も三日坊主にならないように気を付けながら日記を書くことにしよう
入れ替わり1日目
目を覚ますと私は大地になっていた
まぁ、気づいたのは起こしに来てくれた少女・・・・マイさんが私のことを「魔王様」なんて呼んだからなんだけど・・・・
その後は速攻で私が本物の大地じゃないってばれてしまった
あまりに勘が鋭すぎると思うのは気のせいだろうか?
それに何か気になることを言っていた気がする・・・
なんだったかは思い出せないんだけど、なんだか胸が苦しくなったのは覚えている
こんなの初めてだ
マイさんは大地がまだ目覚めていないってことにしてその間に私を教育しようと考えたみたいだけど、そんなことが本当にできるかわからないし、私は動いて覚える派だ。実際にやってみた方が覚えやすいだろう・・・・と言うことを言ったら明日から仕事をさせてもらえるようになった
うん、勢いよく啖呵切った手前言い辛いけど少しだけ不安だ
その後はマイさんの妹であるゼルさんにも私のことを話して私は大地の代わりとして魔王の仕事をすることになった。マイさんとゼルさんの二人がサポートをしてくれるらしいからなんとかなるかな?
まぁ、大地にできていたことが私にできないなんてあり得ないんだから!
この後色々と仕事について叩き込まれたけど明日から大丈夫かな?
入れ替わり2日目
まずしたことは書類の確認だ
書類の中には領土のことから住んでいる人達の陳情まで幅広くあってすごく驚いた
まぁ、その中に大地に対する感謝状やラブレターなどが混じっていたのはご愛敬だ
・・・・・はっ!?気づいたら目の前にビリビリに引き裂かれたラブレターが!?
その後マイさんにめちゃくちゃ怒られた
大地って意外とモテるんだね・・・・・
元の世界では女っ気なんて全く無かったくせに・・・・
なんだかまたモヤモヤしてきた
その後も色々な仕事に携わったが私はほとんど戦力外・・・・・悪い言い方をすれば邪魔しかしていなかった
それでも仕事を終わらせるマイさんとゼルさんって凄い
大地の奴もこな二人に任せっきりだったんじゃない?
と聞いてみたら
「ダイチ様ならこのくらい一人でお片付けになりますよ?」
「私たちがする事ってお菓子やお飲み物をお持ちするくらいですし」
と言われた
大地に出来ることなのに私は全然できないなんて・・・・・・解せぬ
というよりさりげなく大地を名前呼びしてる・・・
またまた胸がぎゅうってなった
午前中の仕事がすべて終わると昼食の時間だ
魔王って言うだけあるんだから食事の方も期待できるはず・・・・・・
と信じていた時もあったよ・・・・・
正直魔王用の食事は私たちで言う平民の食事と変わらなかった
不味くはないけどそれでもこれは王様のする食事じゃないんじゃないかな?
そう思って後で聞いてみると
「魔王様は
「僕たちは皆から搾取して自分達だけが裕福になってはいけない!皆から受け取ったものは皆のために使わないといけない!」
とおっしゃられて誰が言ってもこの質素な食事以外取ろうとしないの」
「まぁ、私たちが用意する平民でも普通に食べているようなお菓子なら食べてくださるんだけど・・・・」
なんか想像以上に大地が王様していた
私に大地の代わりが勤まるのだろうか?
いやいや、こんな弱気ではいけない!
もっとがんばらないと!
そして、昼からは領内の巡回だった
皆私(大地)を見て親しげに手を振ってくれたり、拝んだりしていた
って拝んでた!?
大地・・・一体あんたなにしたのよ・・・・
その巡回も特に異常なく終わり、部屋に戻った後はマイさんとゼルさんと一緒に沢山お喋りした
今の私の体は大地の物だから一応性別的には男なのだが、私は女なのでこれも立派なガールズトークだろう
・・・・・懸念していた通りマイさんもゼルさんも大地にぞっこんなようだ
この世界に来る前の大地についてめちゃくちゃ聞いてきた
そして、私もこの世界に来てからの大地の話を少しだけだけどしてもらう
そんな楽しい夜の時間はあっという間に終わり、就寝の時間となったので、この日記を書くことにする
明日はもっと仕事ができたらいいな




