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とある少女の独白~プロローグ~
時間軸としてはロゼリアとシルベルトが話している辺りです。
短めです
そこは城のひと部屋。
豪華な作りをした部屋の中には一人の少女がいた。
その少女は服が汚れるのも構わず床に座り、途方にくれたような顔をしていた。
(誰か助けて)
(帰りたい)
(お父さんとお母さんに会いたい)
(ここから出たい、ここから出してだれか!)
(どうすればここから出られるの?)
(どうやったら帰れるの?)
(ここから出てあの人に会いたい)
(それにあの方はどうなったの?ロゼリア様はどうなったの?)
(ああ、早く、早く)
「ここから出なきゃ」
少女はひたすら部屋の外へ出ることを願う。
閉じ込められた当初から出ることを願い、それは一月経った今でも変わらず少女は願う。
ここから少女の独白が続きます。
少女の回想に入ります。少女、ミアの想いを公開です!
お読みいただきありがとうございます。