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エテルギア・レムナント ~魔素の遺産と隠された血脈~  作者: nekorovin2501


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第29章 嵐の弱体化と、再びの空へ

オアシスの民の協力で、作戦の詳細が固まった。

 ストーム・ワイバーンを倒す鍵は二つ。

 一つは、嵐そのものを弱めること。

 もう一つは、コアを精密に撃ち抜くこと。

 ルナは広場の泉で、魔弾銃を構えてテスト射撃。

 ナノ粒子が銃身を形成し、ゴーグルが顔に展開。

「射撃精度、確認しましたわ」

 ガルは爪を氷属性にチェンジし、ママの傷を手当てしながら。

「ママも、もう大丈夫だ。

 次は勝つぜ!」

 ヒロは端末でワイバーンのデータを解析。

「嵐の中心は、ワイバーンの胸のコア。

 弱体化装置で嵐を抑えれば、射程内に入れる」

 サラ(オアシスの獣人派エテルギア)が、泉の装置を説明。

「この泉に、古代の“嵐抑制装置”が埋まっている。

 魔素を逆流させて、ワイバーンの気象制御を乱す」

 作戦の流れ:

1. サラ+ガル+ママで、泉の装置を起動(地上担当)

2. ルナ+ヒロで、エテルウィングの緊急修復を完了(船担当)

3. 船を再浮上させ、弱体化したワイバーンに接近

4. ルナのレールガンで、コアを一撃!!

 住民たちが、修理を手伝う。

 ナノ粒子を補充し、船体を補強。

 ルナは魔素を分け与え、船のコアを活性化。

「……ありがとうございます」

 夜が明ける頃、船は再び浮上した。

 甲板に立つルナは、服を戦闘モードにチェンジ。

 赤いラインが入り、スカートが短く動きやすく。

 ガルは毛皮服をフル強化、ママと共に地上へ。

 サラが泉の装置を操作。

「起動します!」

 泉から青い光が上がり、逆流魔素が空へ放たれる。

 雷雲が揺らぎ、嵐が弱まる。

 ワイバーンが怒りの咆哮を上げ、船に突進。

 ヒロがシールドを張り、回避機動。

「今だ、ルナ!」

 ルナは甲板に膝をつき、レールガンを肩に担ぐ。

 ゴーグルでコアをロックオン。

「全属性チャージ……最大出力!」

 銃身が青白く輝き、魔素が渦を巻く。

 ワイバーンが雷球を溜める。

 ルナは静かに息を吐く。

「……ご主人様の空を守りますわ」

 発射。

 ビュン!!

 超高速の虹色貫通弾が、嵐を切り裂き、ワイバーンの胸を貫通。

 コアが爆発。

 ワイバーンが悲鳴を上げ、雷雲が散る。

 巨体が砂漠に墜落、砂煙を上げて静かになる。

 船が安定し、地上のガルたちが歓声を上げる。

 ルナはレールガンを粒子に戻し、ゴーグルを解除。

「……終わりました」

 サラが駆け寄り、涙ぐむ。

「ありがとう……砂漠が、守られた」

 ヒロが笑う。

「やったな」

 ガルがママを抱きしめる。

「ママ、最高だったぜ!」

 船はオアシスに着陸。

 住民たちが、勝利を祝う。

 ルナは泉の水辺で、一輪の砂漠の花を摘む。

 花瓶に挿し、静かに。

「……新しいご主人様の空が、綺麗ですわ」

 ストーム・ワイバーンは倒れた。

 次の大陸へ。

 世界は、まだ広い。

(第30章へ続く)

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