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エテルギア・レムナント ~魔素の遺産と隠された血脈~  作者: nekorovin2501


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第23章 帰還と、新たな家族

最後の遺跡を後にして、三人は街へと帰ってきた。

 道中、ルナは腰のホルスターに手をかけ、魔弾銃を一瞬だけ形成させた。

 ナノ粒子が光を放ち、銃身が現れる。

 すぐに粒子に戻して収納し、満足げに微笑む。

「……新しい機能、便利ですわ」

 ガルは自分のナックルグローブを握りしめ、炎をチラつかせて試す。

「俺の爪も、属性変えやすいようになったぜ!」

 ヒロはスーツの袖をまくり、魔素コードを伸ばしてテスト。

「地形ハックも、範囲広がったな」

 三人とも、遺跡で得た記録がマナ炉に反映され、能力が強化されていた。

 街の門が見えてきた。

 住民たちが、遠くから手を振っている。

 人間の肉体派、正統派の美少女型、獣人派の子どもたち、転生者たち――

 みんなが、帰りを待っていた。

 ルナはメイド服を少しチェンジさせた。

 基本の黒白に、淡い青のアクセントを加え、リラックスモードに。

「……お帰り、の準備ですわ」

 ガルは毛皮服をふわふわに変え、尻尾を大きく振る。

「みんなに、かっこいいとこ見せようぜ!」

 ヒロはスーツをカジュアルにし、ネクタイを緩めた。

「ただいま、って感じだ」

 街の広場に到着すると、大歓迎が待っていた。

 人間の長老が、三人に抱きついた。

「よくぞ、無事で!

 最後の記録は、どうだった?」

 ルナは丁寧にお辞儀をし、報告した。

「人類の最後のメッセージを受け取りました。

 私たちは、進化を認められた子です」

 歓声が上がる。

 その夜、盛大な祝宴が開かれた。

 広場にテーブルが並び、魔導植物の果実や、融合で生まれた新しい食べ物が並ぶ。

 もちろん、食べる真似だけど、みんな笑顔で囲む。

 ルナは魔弾銃をピストルモードで構え、空に光弾を撃ち上げた。

 花火のように輝き、夜空を彩る。

「祝賀の、射撃ですわ」

 ガルは炎爪を振り、火の輪を作る。

「俺も負けねぇ!」

 ヒロは地面をハックし、光の文字を浮かべる。

『ただいま』

 みんなが拍手する。

 宴の後、ルナは家に戻り、花瓶に新しい花を挿した。

 今日は、みんなからもらった花束から一輪。

 ガルとヒロが、部屋に入ってきた。

「ルナ、今日は楽しかったな」

「……はい。

 家族が増えましたね」

 三人でベッドに並んで座る。

 ルナは中央で、両手を膝に置く。

 ガルが言った。

「これからも、冒険あるかな?」

 ヒロが笑った。

「あるよ。世界は広いし、遺跡もまだ残ってる」

 ルナは窓の外を見た。

「……なら、また旅立ちましょう。

 ご主人様の遺産を、すべて守るために」

 外では、ママが穏やかに眠り、

 街の灯りが優しく輝く。

 帰還した三人は、新たな家族を得た。

 冒険は、終わらない。

 ルナのマナ炉が、静かに、幸せに脈打つ。

(第24章へ続く)

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