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卒業の時②

どうも、コーフィーブラウンです。


どうぞお楽しみください。

「それでは、第19回、教場卒業式、改め卒業生代表の任命式を行います。

初めに、我が魔王国の国歌斉唱です。 起りぃぇえつッ!」

あの黒髪のロングヘアの司会さん、意外とそういうタイプなんだ・・。

バババッ すごっ・・  奥に群がる観客も含めた全員が一瞬で姿勢を正した。

魔王もゆっくりと席から立つ。


こちら側のステージの段下にそろったオーケストラが指揮者の動きで構え、

どどどどドドドド・・ グランカッサの重低音が響いた途端、

バアアアン! 一気に全ての音色が会場を侵略していく。

沸きあーがれっ! ボルケーノ!

歌ーえっ! ウィーングストーム!

オーオオオオーッ!

我らの祖国だろおーッ!

   ・

   ・

   ・

   割愛。


「皆さま、お休みください。

では、皆さんお待ちかね、卒業生による成果発表式と、勲章授与式です。」 ワアアアッ


きた。総勢1063名の晴れ舞台。

下級生とも面識がある私はずっと精神をすり減らすのか・・

スッ

教官の前を誰かが通った。

ヨシルさん。 壇上の演台に立って真っすぐに前を見ている。

緊張、してたりするのかな・・

「セキス・ショーカッ!」 「はいっ!」

少年が壇上に上がりこむ。 ふーっ 少年は一息ついて、

スラッ 剣を取り出して、シュシュシュシュ・・  丁寧な裁き。 十数秒の間だが、見事。

彼は汗を拭いつつも観客からの拍手と勲章を受け取った。

その後は下級魔法や召喚魔法、作ったポーション、楽器の演奏など様々な発表が3時間半ほどつづいた。

チラッ 教官陣をみると、皆あからさまでは無いものの、少し長すぎると言いたそう。

魔王はずっとあの無表情すぎて、こっちが心配になる。

「中級生、223名!」 

「おっ 中級生か。」 アテリー

彼女がそう言ったわけはよく分かる、あまり自慢できたものじゃないけど、それぐらい下級生と中級生では次元が違うのだ。

オオオオオッ 早速一人目が超巨大な金属質のドラゴン像をマジックバッグから取り出して、歓声が起こった。

次の子は中ぐらいの花を出したと思うと、闇魔法を繰り出した。

すると、パアアアアン と優しく明るく光る花弁。 オオオオッ

あ、あれ前に私にこっそり見せてくれたやつ。

その子は勲章を受け取るとこっちに歩いてきて、私に耳元で、

「どう?パワーアップしてたでしょっ」 「うん!すごかったよ!」 「えへへ・・」


他にも上級魔法を放つ者、2体の中型ゴーレムとダンスをするもの、

氷の城をつくる者、中にはカードで超すごいマジックをする者も(魔法使ってそうだけど)。

すごい。 面白くてもっと見たいのに、進みが早いとさえ感じてしまう。


そして、「アスク・レピア!」 「はっ、はひい!」

ギュッと握りしめながら、震える肩と一点だけを見つめるあの感じは・・

立ち上がるリク。

「リク・・?」ミリア。

リクは近づいて、しゃがみ込む。

「大丈夫だよ。ちゃんとできてたじゃんか!」

その声が、彼女の眼に火を灯す。 

彼女は頷いて、ステージの手前まで進んで、

右手に持った黒い、まるで宝箱のように重厚な見た目の箱を出す。

「っこ、これは・・救急箱といって、その、あ!」

開いて取り出したのは、ガラスと金具でできていて、先が鋭く尖っている。

「ち、注射器といって、このモルヒネとかを・・こうして・・」

見たことの無いものに、皆、凝視している。

ピチャン 一滴がステージに落ちる。

「うあ、あと、これはカテーテルで、これは、クリップ、チューブ、人工血管も作りました!このガーゼは従来のものと違って抗菌作用があるのが特徴で・・」

服を引っ張るリク。 「この前私に教えてくれたこと、言ってみな。」

「・・この子たちは!この子たちは魔力を必要としません。それで、怪我をしても合併症を防げます・・で、あっ合併症っていうのは菌が・・じゃなくて、えと、風邪をひいても、数日で治ります。骨を折っても数か月あれば治ります。虫歯ができてもまた、美味しくご飯を食べれます。

つまり、聖魔法を使えない私たちが、もう魔石を失う恐怖に駆られることは無くなります。」

ざわわッ ざわわわっ

「そんなこと・・ありえるのか?」 「あの子は何を言ってるの?」

「ハッ・・死なないって、一体どういうことなんだよ」


玉座に座り込む男が幕の方に頭を向ける。

「おい、ハレナを呼べ。」 「はっ」


パチパチパチ・・ 大喝采とはいかないが、衝撃は与えられたかな。

「リクセン。」「よく頑張った!卒業おめでとう!」 「ありがと。これ。」

救急箱から出てきたのは、真っ白な角が二つ付いたカチューシャ。

「人工骨・・?」 


それから30人ほどが過ぎるといよいよ、

「さあ、上級生2名!」 司会が二本の指を掲げた。



本作品を呼んでいただきありがとうございます。


思ったより長くなりすぎたかも・・です。


次回も応援お願いします。

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