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春めくは、まさに今咲く ライフでも

どうも、コーフィー・ブラウンです。

ワインを一本飲んだら赤い嘔吐物をトイレに浮かべちゃいました。


どうか楽しんでください。

「先生、これじゃどうしてだめなんですか?」ぴらりと一枚の紙を手に、聞く少年。

カビラ・メイナード。 今年で卒業してしまう上級生の一人だ。

「うーん、そうだねー・・例えば、」 彼を見ると、少しこれを聞きに来たのが本題ではないように思った。

「どうかした?」 彼は黙々と問題を解くオルト君をちらりと見て、

「こんなことやっている時間があるとは。人事部部長に実技で勝たないといけないのに」

「あー・・」 彼ら二人が卒業するまであと三週間。

そもそも実技なんて教えられないし、教え子と上司が殴り合う姿なんていくら最後でも見たくない。

そう考えると、さすがに目標として言われただけだろうとさえ思える。

しかしそうなると、こうやってヨシルさんがこの二人にも通告したことの理由が説明できない。

それに・・

「いったい何をもって勝ちなんだろ」

必死に問題を解いていたオルトは手を止め、

「ヨシルは戦争バカだけど、傷つけるのが好きなんじゃない。

あいつはどれだけ俺たち味方を守れるかに命を懸けるし、それを生きがいとしてる気がする。

だから、もしあいつと戦うとしても、俺は怖くないし負けたくない」

驚いたリクとカビラは互いに目を合わせ、嬉しそうに微笑み合う。

「なっ、何かおかしいか!?」 恥ずかしそうにするオルトに、

「いやいや、何もないよ。先生、じゃあこれは?」


いくつか解説して自分の席に戻るカビラにオルトが小声で、お前、距離近えぞ。と、ごめんごめん。ニヤつくカビラ。

仲いいなー。 あの二人が国のトップに立てるなら良い国になるだろうな。


ポーンパーンポーンピーン

ーリク・レシオン先生、リク・レシオン先生。至急、教官室にお越しくださいー


「ん、ちょっと行ってくる」

「せんせークビじゃないですよねー(カビラ)」 「かもねー」


ま、授業のことについてだよねー。

あのクズミイラと契約した時から大して何もしてないからー、

いや、もしかしてここから城に向かえとかー?


ガチャッ 「あ、来た来た。(ミリア)」

「リク、あなたにとわが社長様が(レジン)」

机の上に円筒型の箱。「ま、魔王様が!?」

紐をほどき、箱を開けようと持ったとき、

「リク、ちょっといいか?(ヨシル)」

「え?あ、はい!・・ちょっと、これは後でで」

「ええーっ」 奥のロッカーがガシャンと開き、「そ、そんな!(メシア)」


「リク。約束したこと、覚えてるな」 「はい。卒業する二人ですよね」

「ああ。来週、その二人を連れて、第二課と同行しろ」

「せ、戦争ですか・?」 横を向いたままうなずく彼女。

「じゃあ、部長に勝つって話は?」

「あの頃の、私にだ。絶対に生徒を死なすな。そして、リク。お前も生きるんだ」


どうしよう。想定外の事態だ。あの二人と一緒に戦場へ・・。

「リクさん」 部長の秘書のアーインさんだ。

「リクさん、どうして彼女がこれを条件にしたのか、それは彼女の過去にあります。」

「過去・・」

「当時の彼女は卒業を直前に控えて、第四課の作戦に同行しました。

敵陣地に強烈な一撃を与える別動隊のメンバーに彼女と数人の上級生が選ばれました。

僕や残りの上級生は本陣で、その知らせを待っていました。

彼女と分かれて一時間、それは失敗の知らせでした。

敵が撤退した後、そこにあったのは魔石をえぐり取られた仲間の死体。

そして、奥から今にも死にそうなヨシル・ルマンが同級生を抱えて這い出て来たのです。」

「えっ・・」

「別動隊で生き残ったのは彼女だけ。明らかにあの出来事によって、こうしてリクさんに託されたことはもう分かるでしょう。」

「はい。私たち三人が生き残ればいいんですね」 うなずくアーイン。

「あ!リク!こんなちっちゃい刀だったよ!で、あと手紙!」

「開けちゃったんだね・・」 ぴらっ

ーこれを持って。ダンジョン【朱灯のしゅうとうのま】に行けー


ああ、そろそろだと思ったよ。

本作品を読んでいただきありがとうございました。


次回もよろしくお願いします。

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