1話 取り敢えず集合
なんの変哲もない13歳。
これから長い長い記憶が刻まれる事になる。
あのまま平和に行きたかったです…。
異世界だなーって…この感じ。
森の中で三人。
前には水色の液体がいる。
ちょっと時を戻してみよう。
朝起きて、階段を降り。
すぐに朝ごはんの準備をする。
私の名前は几句 美木。
13歳。
今日は10月1日。
土曜日。
8時30分にお友達二人と駅で待ち合わせをする予定。
食パンをオーブントースターに入れて、一度6分まで回してから、1分30秒に戻す。
食パンが焼けないうちに、コップを用意して、冷蔵庫から取り出した牛乳を入れる。
…家に親はいない。
お父さんは交通事故で亡くなり、お母さんは病気で死んでいる。
今は20歳のお兄ちゃんに支えられている。
そして今、オーブントースターのお馴染みの音が聞こえた。
そう…チーンって音。
実はこの音めっちゃ嫌い。
さっきまで耳を塞いでいた。
パンを取り出し、ちょっとでかいお皿に乗せる。
パンをちぎり、ちょっと牛乳につけて食べる。
そして…幸せ。
私はパンが大好物。
スクラッチで1000円が当たったぐらい幸福感がある。
スクラッチはやった事ないが。
と言うか…まだパジャマのままだったな。
青色のパジャマ。
私服に着替え、外に出る準備をする。
カバンの中に財布を入れた。
カバンを持っていざ出発。
下が黒色のズボン。
上が白色のTシャツ。
こう…上と下で真逆の色の服を着ると、美しく見えるって聞いたことがある。
時間は8時、余裕です…!
駅に着いた。
余裕の到着。
今の時間は8時19分。
…私が1番乗り。
そして5分後…。
一人目のお友達が来た。
「ごめん待った…?」
「大丈夫だよ、遅刻してないし。」
彼女の名前は歪 桃味
13歳…。
ま、同い年ということ。
そして…1分後。
「ギリギリに来ちゃってごめん!」
別の友達がきた。
何か申し訳なさそう。
「大丈夫だよ。」
私は心配させないように言った。
もう一人の友達の名前は鈴木 参田歌 (すずき みたか)
性別は女。
と言うか私は女友達しかいない…。
そして私は提案する。
「どこかケーキ屋さんとかで甘いもの買わない?」
「あ、甘いもの大好き!」
参田歌が甘いもの好きなのはわかっている…。
「まぁ…いいんじゃない?」
桃味からもokをもらった。
2人ともokしてくれた。
そして3人で歩き出す。
都会の街並み。
10分ほど歩くと、ある店に着いた。
その店の外観は白を基調とした建物だった。
中に入ると、そこにはたくさんの種類のお菓子があった。
どれも美味しそうだ。
私たちはそれぞれ自分の食べたかったものを注文した。
数分後…
頼んだものがテーブルの上に置かれた。
3人共違う種類だが、同じタイミングで食べ始める。
私はショートケーキ。
参田歌はチョコレートケーキ。
桃味は何も味付けされてないクッキー。
うむ…美味しいケーキが食べれて私は満足!
そして私たちは熟睡するかのように眠った…。
もし気に入ってもらったら…次回を楽しみにしてくれると幸いです。