プロローグ.婚約破棄
【初投稿】読む専門が書いてみました。
1ページ書き上げるだけで大変なんやな?!!!
世界観と、あらすじだけあって、主人公達の役職やら年齢やら名前とかは行き当たりばったり。
文章表現とか、慣れないので指摘や提案あったら採用させてほしい。
感想待ってます\( ˙꒳˙ )/☆
――――今生きる世界が、明日もこうして迎えられるように今を生きる。
「――アンジェリカ=フォルツィアーゼ! 私、シルヴィウス=ゲルリッツ=アベカシウスはお前との婚約を破棄することをここに宣言する!!!!」
よく通る声によって告げられた言葉で、それまで流れていた穏やかな楽の音はピタリと止まった。
それにかわって、今日この日の為に集まった人々のざわつきはさざ波のように広がっていく。
「……殿下、発言をよろしいでしょうか?」
感情のわからない、けれど1本の筋が入ったような声がフロア中心から聞こえてきた。
煌びやかなシャンデリアのもと、美しく着飾った色とりどりの人々が集う王宮の大ホールの中心。
そこには一際美しい女性と、天使もかくやといった相貌を苦々しく歪めた青年が対峙していた。
「今更、弁解の余地などないぞ! お前が行った数々の悪行についての証拠は掴んでいる! 証人もいるのだぞっ!?」
「……発言を」
その翠の瞳と同じ緑のドレス。合わせた扇は覆っていた口元から下ろされ畳まれる。
巷で出回っているという『断罪劇』がテーマの恋愛小説のように聴衆が注目するなか、その瞳は揺らぐこともなく、表情が変わることなく真っ直ぐだ。
「貴様、この場において謝罪すらできぬのか!? お前は保護されるべき癒しの聖女であるライラを、貴様の取り巻きに指示し、寄ってたかって貶めたであろう!!」
シルヴィウスは背に庇っていた少女の肩を抱き、アンジェリカに指を突きつけた。
ライラはピンクブロンドのふわふわとした髪と、潤んだ夏空色の瞳を持つ小柄で愛くるしい少女だ。
守ってあげたくなる、小動物のような彼女が抱き寄せられた際、ちらりとみせた勝ち誇ったような笑みをどれだけの人間が見ることができただろうか。
「アンジェリカさん、私、とっても辛かったんですよぉ!」
2人の後方には援護するようにシルヴィウスの側近たちや、同じ学院に通う貴族令嬢が従っていた。
「……失礼ながら殿下、陛下に今回の婚約破棄並びにその聖女については報告はすんでいらっしゃるのでしょうか?」
「聖女を害した罪を認めるのだな!? 貴様の罪を白日のもとに晒したのだ、婚約破棄は当然の結果だろう!!」
「私、アンジェリカさんとお友達になりたかっただけなのに……!
謝ってくれたら、罰は軽くしてって私もお願いするよっ?」
「ああ、なんとライラは心が清らかなのだ! あやつなどに温情をくれてやるとは、ライラは身も心も生まれながらに聖女なのだな!!」
向き合って、腰を抱くように密着して見つめ合う2人。
その2人を囲む聴衆の中に、ハンカチを取り出して涙を拭う者は――ただの1人もいはしなかった。
「――さようですか」
パチン、扇によって鳴らされた音。
それに乗せたものは声だけでなく、苛烈なまでに高められた――魔力。そして万感の思い。
どこに容姿の描写をいれるか迷ってるけど、
ヒロイン→赤髪、緑目
王太子→金髪、碧眼
次回投稿は今週中……:( ;´꒳`;)
待ってくれる人へ【次回予告】↓
・冤罪を晴らす→国王登場→断罪→主人公登場(空気?)
→婚約解消話に第二王子登場→再締結阻止??