死亡、虫食いの記憶
「はあ・・・。」
つまらないなあ。本当につまらない。
「何で俺死んでんだよ・・・。」
思い返せばなかなかにいい人生だった。良き友人と、尊敬できる親に囲まれていた。まあ俺の性格は、壊滅的だったけどなかなかにいい人生だった。 だがしかし一つだけ欠点を上げるとすれば・・・・・。
「俺いつ死んだんだ?」
少なくとも俺は、普通に学校行って飯食って勉強してって生活してたはず。なら一体いつ?
〘こんにちは。瓊坂。〙
「うやっ!」
だだだだ誰だ?急に後ろに現れやがった。
「フフフフフ。可愛いですね。まさか、あんなことをやらかした人とは、おもえませんねー。」
急に出てきたホンワカ系の金髪碧眼巨乳美女さんは、笑いながら気になること言った。
「あんなことって何ですか?」
〘さあ?なんでしょうねぇ?〙
「できれば答えてほしいのですが。」
〘だーめ。答えれませーん。〙
ニコニコして全く取り合ってくれないし、別の質問をするか。
とゆうか、笑顔怖いし。
俺の長所はあきらめの良いところ!
〘笑顔恐いって失礼ですよー。〙
心を読まれたのか!神様って・・・・。
や、神かどうかはわからないけど。
しかしほんとに何にもないな、お茶の一つでも出してほしいなー。
チラッチラッ。
〘恐いって、私からしたらあなたの方がヤバい人ですよ。あとお茶は出しませよー。〙
マジかほんとに何やらかしたんだ俺?
〘というかほんとに覚えてないようですねー。〙
うん?神様にとっても不測の事態なのか?
全くどうなってんだよ?
意味が分からないのは殺人鬼とヤンデレの心情だけでいいのに。
〘何と言うか、あなたが言うと何とも冗談になりませんねー。〙
およ?
別に私は殺人鬼でもヤンデレでもありませんよ?
〘当たり前ですー。あなたみたいなのに追いかけられたら相手の方がかわいそうですー。〙
まったくもってひどい言いようだ・・・・。
私への高感度が底辺をついている女神(仮)との最初の接触は無機質な部屋の中でゆったりと始まったのであった。