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前作のおさらい

本作『止まり木旅館の住人達』は、『止まり木旅館の若女将』の続編である。前作をお読みではない方々のために、ちょっぴり前作のおさらいを書かせてもらう。もう知ってるよ!という方はスルー推奨だ。



***



時の狭間。そこは、あらゆる世界から隔絶された、神々と天人が住まう異空間である。そこに存在するお宿が『止まり木旅館』。


辛いこと、苦しいこと、人生のピンチに直面した人々(人間だけとは限らないが。)が、何かの拍子にうっかり時の狭間へ迷いこんでしまうことがある。そんな『お客様』をお迎えするのが『止まり木旅館』の役目である。


いらっしゃったお客様が元の世界に帰れる方法はただ一つ。止まり木旅館に満足することだ。


お客様は、様々な世界、時代、身分、境遇の方々。たいてい一癖あるのだが、それに立ち向かう……ではなく、精一杯のおもてなしに奮闘するのが、主人公の楓をはじめとする訳あり従業員達。


少し従業員の紹介もしておこう。


まず、主人公、かえで

止まり木旅館初代女将、千景ちかげの一人娘。止まり木旅館の若女将を務めていたが、前作では止まり木旅館の秘密に迫る中で、ついに女将に昇格した。特徴は、貧乳&腹黒。心の声がうっかりダダ漏れになることが多い。見た目はピンクの髪に薄紫色の着物姿で、可愛い系。


次に、しょう

彼は、止まり木旅館の仕入れ担当。仕入れ係は、時の狭間においてイレギュラーな特権が与えられており、お客様のおもてなしや従業員達の生活用品を様々な世界を渡り歩いて調達していた。しかし、前作では一時行方をくらました後、この後紹介する礼にその役割を引き継ぐこととなる。ちなみに、楓と両思い。


他には、楓のストーキングが趣味で、清掃&記録担当のじゅん、客室準備や日曜大工専門のすい、元隠密で楓を主君と崇めて仕える庭師のしのぶ、元宮廷女官で、怒らせると止まり木旅館一怖いお姉さんのともえ、止まり木旅館の元『お客様』でまだ若い男の子のれい、元皇女で舞が得意なみつ、女装して浴場を担当している時はけんと名乗っているが、実は楓の父親である『導きの神』などがいる。


ある日、初代女将の千景が突然姿を消す。その喪失感を胸に秘めながらも、元気いっぱいお客様をおもてなしする楓は、ある精霊のお客様が止まり木旅館の中で千景の日記を発見したことから、止まり木旅館の秘密にどんどん迫っていく。


時の狭間には、他にもお宿が?!

千景には他に兄弟がいる?!

密の正体は、現役天女だった!

研が楓の父親?!

さらに……千景は生きていた?!!


ポンポン飛び出す真実。

そして、少しずつ縮まる楓と翔との関係性。


本作『止まり木旅館の住人達』は、前作『止まり木旅館の若女将』のラストで、楓が若女将から女将に昇格してしばらく経った頃からスタートする。


前作での疑問は続編で解決!

本作では、新たな癖もの『住人』を迎えつつ、楓と翔の恋の行方を辿りながら、住人達の心にも迫っていく。


それでは、どうぞお楽しみください!!

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