第四話
登場人物
神姫 豊和
住吉 加奈子
模擬戦の準決勝までは上手く進めた、問題は決勝だった。ウィザード科一位の奴と、近接戦闘科三位の奴だ。
「対戦、始め!」
香住先生の声が響き試合が始まる。始まりは体育館、今回はスナイパーがいないため加奈子と校舎へ走る。校舎の入口は一つなのでそこから近接戦闘科の奴が出てくる、俺がそいつを見た瞬間上から電気を喰らう
「がはっ」
上を見るとウィザード科の奴が飛んでいる、俺は建物の陰に隠れ加奈子に聞く
「加奈子って対空魔法の打てたりする?」
「まぁない事は無いけどいつまで持つか分からないよ。」
加奈子の答えを聞き俺はOKサインをする、そして俺は前に出て走る。近接戦闘科の方の奴の能力は見たことがある、それは相手の攻撃(ウィザード以外)を完全に真似することが出来る。名前は「パーフェクトミラー」俺はアップリミッタを発動して視力を十倍にする相手はグロックを発砲するが通常の十倍の大きさの銃弾だ、いくら速くても捌ける。相手の二発目を捌くと一気に距離を詰めて、一回戦で使った関節技を決める相手は身動きが取れなくなる。その後も一回戦どうりにしようと思った時上から電気が降ってきた。俺は近接戦闘科の奴を盾にしようと思い俺の頭に持ち上げたが、奴の身体に触れていたので電撃を喰らう。だが相手のその攻撃の隙に加奈子がウィザード科の奴に対空魔法を当てる、それをもろに喰らった
ウィザード科の奴は、その場に倒れた込んだ
「これで、終わりだ!」
俺は上からナイフを落とす。その瞬間
「うぉぉぉーーーー!」
近接戦闘科の奴が俺に突進してきた。俺はそのまま吹き飛ばされ地面に叩きつけられた時には相手がグロックを構えていた。俺は自分のグロックで相手の銃弾を弾くが自分のグロックが壊れる。俺は武器が無くなる、ナイフは地面に落ちているからだ。
「一発逆転だ。」
奴は俺にナイフを投げる、俺がそれを避けた時、俺の能力は切れる。加奈子も対空魔法を撃ち過ぎて、魔力が無いようだ。俺の能力のクールダウンは三十分、つまり三十分間は武器無しで戦うと言う事、そんな事出来る訳もない。元々そこまで運動神経が言い訳ではない。
「ここで終わるのか、」
そう思い逃げようとして加奈子の方を見ると、加奈子は俺の隣をダッシュで駆ける。俺は凄く驚き頭の中が真っ白になる
私、住吉加奈子は豊和くんの武器が無くなった事が分かるとダッシュで走り出す。相手は驚きつつもグロックを私に向ける。私は相手の手を蹴り相手が落としたグロックを拾う、そして相手の腹を蹴り飛ばす。私は銃を打てないので豊和くんにグロックを投げ、避けた時にナイフを拾う。
俺が意識を取り戻した時、加奈子が相手に蹴りを入れて俺にグロックを投げてくる。グロックの装弾数は十七発、もうすでに相手が三、四発撃っているがまだあるだろう
「パンッ!」
その音が鳴った直後、ゴム弾は相手の心臓中心に当り試合が終わった。
どうもノブユキです予定どうり次話から東方要素入れます。